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about moment moment 概要 (DVD/「モーメント ストリングス」etc.) |
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talk & interview
momentと交流のある方々へのインタビュー
#87
Talk&Interview
moment「Talk&Interview」INDEX-PART3(#60〜#80)
#86に続く「Talk & Interview」のバックナンバー紹介。
PART4です。貴重なインタビューをこの機会に是非。
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momentに関連したミュージシャン、バンド等を紹介します。
#87
music
特集:moment Strings
ノンジャンルの弦楽アンサンブル。
様々なアーティストとのコラボなどを展開中の、
<モーメント ストリングス>の特集です。
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#88 CLIP:「月刊:杉 真理」2010年5月号 CLIP:「季刊:藤岡正明」2010年春号 CLIP:「Picasso / Picasso Video Archives Vol.2」 CLIP:「moment Strings Live / at Apple Store GINZA」 連載コラム:TERA'S SOUNDTRACK REVIEW #88/ 「冬のライオン」 |
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ジギタリス (PART3)
待望の3rdアルバムをリリースするジギタリス。そのロングインタビューPART3です。
(2010年4月某日/渋谷にて/インタビュアー:TERA@moment)
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ジギタリス ロングインタビュー (PART3) Talk&Interview
#88 |
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ジギタリス ロングインタビュー (PART3) |
TERA(以下:T):ではPART3、よろしくお願いします!
山本美禰子(以下:Y):よろしくお願いします。
T:前回のロングインタビューから、少し経過しましたが。実はその間に、新しいアルバムの制作が行われていました。という事で、まずは、その前のアルバムから今回のニューアルバムまでの流れみたいなものをあらためて、教えていただけますか?
Y:はい。前回のアルバムは、“相対する一対のもの”というテーマで制作したのですが。それを作り終わったときに、「青い樹」という楽曲の中に出てくる逆さまの樹というイメージが自分の中で強く残ってたんですね。それを辿っていくうちに、カバラっていうユダヤ教の神秘教に出てくるモチーフだったりとか、色んな国の神話に出てくるイメージであったりする事にまず気がつきました。その他にも、自分の曲に出てくるイメージっていうものに、錬金術に関わりがあるものが、凄く多いなって気づいたんですね。それで、そういうことを考えてるうちに、自然に次のアルバムは、“錬金術で行こう”、というテーマが自分の中に、出来上がっていきました。それで、最初に出来た曲がアルバムの1曲目に入っている「アルケミスト」という曲だったんですね。はい、そんな感じで制作はスタートしました。
T:まず楽曲を形つくっていく過程で、やはり詞、曲、イメージ、その辺からなのですか?
Y:今回の場合でいうと、イメージと空間というものが、すごく自分にとって大切で、まず曲を書く前に、メロディってものが出てくるとそこに、やっぱりそれが鳴っている空間が生まれてくるんですね。その空間をずっと、じっと観ているうちに、何かひとつの、シンボル、イメージが浮かんで来て、で、そのイメージとメロディをやりとりしながら、形つくっていくというのが、最初の作業ですね。そして、そこに曲として、コードをあてて、バンドに持っていって、バンドのメンバーと、それを一緒にやりますよね、そうすると、バンドのメンバーから、そのイメージに対するレスポンスが返ってくるので、それをまた照応しながら、どんどんイメージとか空間ってものを膨らませるっていう作業がまずあります。で、歌詞っていうのは、それを膨らませた結果の一番最後にあるものなので、イメージと詞っていうのは、すごくつながっているのですが、いつも、最初と最後って感じですね。
T:今回、或る程度、頭の中で固めてあったものを出していった部分と後からプラスしていった部分、その辺りを教えて下さい。
Y:はい。錬金術というテーマは最初から決まっていたのですが、実際のバンドの音であったり、詩を結びつけるのは、今回大変で、曲はどんどん出来ていったのですけど、歌詞を書くって事が大変だったんですね。そういう試行錯誤をしていくうちに、その錬金術っていうテーマと、楽曲を結ぶ形で、今回、<物語>というのが、自分の中から出て来て、その<物語>が出て来てからは、割とスムーズに製作する事が出来たかな?と思います。
T:その<物語>というのは、アルバムと共にあるものなのでしょうか?後に別の媒体として発表するような独立したようなものなのでしょうか?
Y:まず、曲自体、アルバムの1から11曲目を通して、そのストーリーというか、魂の遍歴ってものを、描いたつもりなんですけれども、それと照応するかたちで、そのお話ってものが出来たので、それを、せっかくなので、ウェブサイトの方で、随時、更新していこうと思っています。なので、まず、音楽を聴いて頂いて、より興味を持っていただけた方は、その世界を広げられる場所を作れていけたらなと思っています。
T:アルバムのタイトルの説明を。
Y:はい。「Ars Magna(アルスマグナ)〜大いなる作業〜」というタイトルですが。これは錬金術の別称なんですね。意味としては錬金術と一緒なんですが、精神的な側面に目を向けたとき、それは、「大いなる作業」というふうに、錬金術の中では言われています。で、アルバムを作っている中期くらいに、その資料をあたっている時に、その言葉は、ずっと頭の中にあって、やっぱりこれしかないなって言う感じでもう、すんなりタイトルは決まりましたね。
T:今回のアルバムのコンセプト、また一曲毎の解説をお願いいたします。
Y:今回、ストーリーアルバムという事で、ほんとは私の中では、2部の作品になる予定で、上下巻があったとしたら、いまは、上巻の部分なんですね。おおまかなコンセプトとしては、今回は下降というのが、テーマになっていて、魂が生まれる前のところにいる場所から、肉体的世界におりて来る迄というところが、今回のアルバムの大きなひとつのストーリーになってます。
T:1曲目。
Y:1曲目の「アルケミスト」というのは、まだ心が生まれる前、漠然とした楽園とか天国っていわれるような世界にいるときの事をイメージして書いた曲です。此の世界の美しさをたたえるような笑い声が入っていたりとか、そういう工夫をしていますね。
T:2曲目。
Y:「青い太陽」、これは堕天について、書きました。あのルシファーといわれる悪魔が天使に追放されて、天使だったのに、追放されて悪魔になっちゃうという話なんですけど、その話をモチーフにして書きました。
T:3曲目。
Y:「ウロボロス」っていう曲は、これは、私の中で、前回のアルバムからつながるテーマなんですけど、産む性としての女性というものについて書きたいなと思っていて。そういう大地とか、海とかと、結びついた女性っていうもののイメージについて、書いたと思います。
T:4曲目。
Y:「ラピスラズリ―黒い石の夢‐」は、そうですね。これはちょっと趣が変わった曲なんですけども。それは、実際、わたしが小さいときの体験とかも含めて、人間の夢の世界っていうんでしょうかね、夢と現実の間の世界ってものを、音楽で表現してみたいなと思って書いてみました。
T:5曲目。
Y:「sephira」という曲は、この世界でなっている音楽のテーマソングみたいな、なんか後ろで鳴っている音っていうんですかね。そういうものがあったので、それを表現してみたくて、あえて、ボーカルだけっていう形で、作ってみました。
T:6曲目。
Y:「黄金の花」って曲は、すごくアルバムの中でもターニングポイントになる曲で、真ん中に来る曲って事もあるんですけれども、そうですね、何かこれは、旅立つ前のファンファーレみたいな気持ちで自分の中では書きましたね。
T:7曲目。
Y:「幻影ヴァルキュリア」という曲は、「ウロボロス」とちょっと似ているところもあるんですけど、虐げられる性としての女性というものについて書いてみたかったのかな?という気がしますね。まあ、何かちょっと複雑な曲なんで、聴いてみてのお楽しみという感じの曲なんですけど。
T:8曲目。
Y:「ケルビム」、これは、人間が社会の中で生きて行く上で、無意識にふるっている暴力とか、ふるわれている暴力というものが、どんなものなのかっていうことを、曲にしたかった。という感じですね。
T:9曲目。
Y:「真(まこと)の名前」は、ル=グィンの『ゲド戦記』を読んで、それに影響された曲なんですけれど。今回のアルバムの雰囲気に合うなと思って、持ってきました。これは結構お気に入りのナンバーですね。
T:10曲目。
Y:「愚者の行進」は、そうですね。まだ、向こう側の世界で鳴っている音なんですけれども。うーん。まあ、今回のアルバムを通じて言える事は、やっぱり、螺旋とか輪というものがキーワードになると思っていて、そういうイメージを表す上で大事な曲になっているのかなと思います。
T:11曲目。
Y:「問いー言葉無き叫びー」という曲は、タイトル通りなのですが。言葉にするのが難しい曲ですね。とは、いいつつも、わたしのダイレクトな気持ちっていうのが、出て来た曲かなって思っていて、1曲目とは対照的に、「叫び」ってものがあって、それはやはり、この世に生まれて来た人間すべてが、生まれてくる時に体験した、“生まれの苦しみ”といったらいいんですかね、そういうものを表現してみたいなと思って書きました。そんな感じです。
T:このアルバムが上下巻の上巻として存在するとしたら、その下巻は、どうなるんでしょうか?
Y:今回、錬金術の何に一番惹かれたかというのは、物質を追求していく事によって、非物質の高みへ、魂が昇って行けるという思想に面白みを感じたっていうんですかね。それは、結局、人間が生まれて死んで行く事と同じだと思うんですよね。で、今回やっぱり、人間が生まれてくるまでの魂の遍歴ってものをイメージとして、形にする事が出来たと思うので、願わくば、下巻の方では、人間がまた生まれてから、非物質の世界に戻っていくまで、人間の人生っていうものにクローズアップして、書けたらいいなって思っています。でも、今の段階ではまだ全てが未定なのですが、いつか下巻のほうも制作したいと思っています。ぜひ期待しておいてください。
T:なるほど。此の作品を聴かせていただいて、一般の方がイメージされるのは、「ロードオブザリング」や「ライラの冒険」などの映画に表現されている架空の世界として捉えられるのでは?という気がしました。例えば、このような世界というのは、山本さんにとっては、実は日常だったりする事なのでしょうか?
Y:というか、わたしは、日常と非日常を、普段あまり分けて考えてないのかも知れないですね。なんでかというと、わたしにとっては、人間がこうして、毎日、生身の体で、寝て起きて、生きてるという事自体が、一番の怪奇現象で、ファンタジーだと思っているんですね。だから、この世に生まれて来て、どこに行くのかも、よくわからないし、ほんとに、自分の身をいろんなもので固めているような気はしてるけれども、結局最後は、どっかよくわからない場所に戻っていかなきゃならないって事が私にとってファンタジーなので、それをこういう風な、いわゆる人が幻想的って捉えるようなイメージで表してみたところで、あなたの生きてる現実の方がわたしにとっては、よっぽどファンタジーなんだよっていう気持ちはありますね。
T:なるほど。例えば、一般に同年代の女性シンガーソングライターだったら、恋愛が、青春が、家族がとか、現風景を彩ったり、ありがちなモチーフがあると思うのですが。楽曲イメージそのもの自体、独特な世界観ですね。
Y:ええ。でもわたしにとっては、わたしはこれが“好き”なんですよね。他の人が「誰が好き!」っていう曲を書いたりするという次元と同じ次元で、わたしは、山本美禰子という個人として、そういう本を読んでいたりだとか、色んな眠りと現実の間の世界を漂っていたりという事を、どうなんだろう?と見極めることが、多分、ただ単に好きだし、興味があるっていう事なんじゃないですかね。だから、そんなに、興味の対象が他の人と少し違うだけで、やっている事っていうのは、そんなに変わらないんじゃないかなって思います。
T:前回のインタビューでも、その音楽観については、いくつかお聞きしましたが、今回のアルバムに関してですけれども、どんなところを聴いてほしいと思いますか?
Y:わたしが音楽を聴くときもそうなんですけれども、やっぱり、みんな何かを求めて音楽を聴くんだと思うんですよね。その日常の中で、例えば、凄く傷ついていたりですとか、何か癒そうとして、みんないろんなコンテンツを消費していくと思うんですけども、やっぱりその中でも、自分のこころが傷ついている事に気づかないくらい、傷ついている人とか、生まれて来た事にすごく飢えているひと、っていうんですかね、そういう心の深いところで、すごく悩みを持っているひとの耳に届けばいいなとは、思っているんですけれど。でもそれはきっと、言葉とか直接的な形で届く次元の事ではないと、思うんですね。だから、ほんとにまあ、普通に聴いて楽しんでいただけて、もしかして、自分の気づかないところで、何かのスイッチがカチッと入れ替わったりするんだったら、それがわたしの一番嬉しいことかな?って。
T:話は少し変わるんですけれども、今回のアルバムのレコーディング最中のエピソードとかはありますか?
Y:そうですね。まあ、とにかくボーカル録りが、わたしは大変だったっていう事で、メインから含めると大体、休んでいる時間とかも含めて、1ヶ月くらい、ずっと歌録りに費やしたので、その間、精神、肉体ともに健康を保っているというのが結構大変でした。で、今回、多重録音をやったし、あと、アドリブもすごい入れたしっていう点で、歌の挑戦を沢山出来たなっていうのが、自分の中では、一番印象に残っているところです。他のメンバーに関していうならば、今回ほんとに各メンバーの技量がものすごく上達しているし、私の楽曲に対する理解という点でも、皆すごく深い解釈を出してくれたので、そういうものがほんとにプレイに生きて来て、すごい生き生きとしているんですね。だから、そういう、「今日はベース聴いてみよう」とか、「ドラム聴いてみよう」とか、そういう感じで、耳を澄ましてもらえたら、こんなことやっているんだ、あんなことやっているんだ、という発見がきっと沢山あって楽しいんじゃないかと。(下段に続く)
ジギタリス インタビュー (ベース/長岡) |
T:まずは、ベースの長岡さんから。宜しくお願いいたします。ニューアルバムの感想を一言お願いします。
B:出来た!という感じですかね。2枚目のアルバム制作からここまで、結構時間がかかっていて、だけども、最初の曲は既に出来ている状態だったんですね。それから考えると、もう2、3年経っていますが、やっと、たまってたものが、やろうと思った事も決まっていて、それでも、少しずつでも進んでいたものが、やっと1枚の形になって。出来た!という感じですね。
T:レコーディングのエピソードなどはありますか?
B:自分の事では、ないんですけど。やっぱり、歌が大変そうで、何回も何回も。最初1つだけ録ったら、よくわからなかったのが、重ねていったら良くわかってきて。形になるとわかるんだなって思います。過程が楽しかったですね。聴いていると。自分のエピソードはありません。(笑)
T:ご自身の演奏については?
Y:いまのところ、満足しています。ただ、最初の元曲を聴いて、みんなで作っているときに、こうしよう、ああしようと言ったものが、試行錯誤してる時というか、又違う方法で試してみてるときに、もっと表現出来てるという事があったので。これはなんというか今後の課題ですね。でも今回、自分では100%出せたし、まあ凝り固まらず、何度でもトライ出来たのが面白かった事かな。
T:長岡さんにとって、ジギタリスとは?
B:そうですね。ジギタリスは…そう言われると難しい質問ですね。僕はジギタリスの中で、自分から生まれたもの、創作したものを出そうとした事はなくて。自分の演奏っていうものを全部出そうとしてただけなんですけども。でも、逆に自分が一番出せてる場所なのかも知れなくて。多分なんですけども。本当に変なんですよ。ジギタリスの世界に入り込むことによって、自分が道具になれるっていったら変だけど・・・。うーん、難しいですね。自分では、ジギタリスの中では、道具担当と思っているので(笑)。はい。
T:最後にニューアルバムを聴いてくれる方へのメッセージを一言お願いします。
B:あまり集中して聴かなくていいと思うので、ちゃんと流して、聴いてほしいです。別の事を考えて聴いてみたり、後は、それぞれ、ご自身の感想を持っていただければ・・・。このアルバムは末長く聴いてもらいたいですね。たとえ一旦飽きても、半年後や1年後に聴いてもらえれば、良く聴こえたりすると思うので、長く長く聴いてほしいですね。
ジギタリス インタビュー (ギター/永井) |
T:次に、ギターの永井さんに。宜しくお願いいたします。
N:宜しくお願いします!
T:ニューアルバムの感想から、お願いします。
N:感想はですね。みんな言っているかも知れませんが、長かったですね。はい。大変だったなあっていう感じです。とにかく、聴いてもらうしかないのかな?っていう感想です。
T:特になにかエピソードありますか?
A:なんかこう、バンドで合わせる時間というのが、バンドとバンドで意見を交換しあって、顔を合わせて作るというよりも、原曲を聴いてこうしたほうがいい、ああしたほうがいい、とやって、擦り合わせていく方が多い作業だったので。元を作った山本が出したいって思っている音がこういう音なのか?どうか?受け入れられるか、受け入れられないかの、意思確認的なもので科学反応を起こしている感じ。かな?
T:前作と比べて、レコーディングに関して、違ってた事とかありますか?
A:前作は、早かったですよ。レコスタ借りて。。。でも、今回はアレンジに時間をかけられた。今回このやり方を試したかった事に関して、例えば、山本からしてみれば、コーラスをこれぐらい入れたいだとか、僕もギターのフレーズをこれだけ入れたいだとか、多くのアイデアが出てきて、長かった分、今回は時間をかけていいものが出来た。前作は僕が入ったばっかだったので、よくわからない状況のまま、過ぎていった感じで、イメージが取りずらくて・・・。なので、精神的には、今回の方が楽だったかな。
T:これまでの活動を通して、ジギタリスというバンドの存在とは?
N:うーん。でも、みんな仲はいいんで、僕は最後に入ったんであれなんですけど、そういう輪の中に僕も入って。前に山本が、アー写撮っている時に、「これは家族写真だ」なんてことを言ってて。そういう意味では、山本にとっても、大事な場所である感じだし、そういうのを受け取るとこっち側もそういう意識が移る場合もあるし、もちろん、長岡や、松本が楽しそうにしている所を観ると、自分もたのしくなるし。みな僕より深いところで、つながっていて見えない部分もあるけれど。でもとても居心地はいいところ。で、そういうバンドに入れたのは、とても嬉しいかな。はい。
T:このアルバムを聴いてくれる人に何かメッセージを。
N :僕からはあんまりないかな?前作もそうなんですけど、こういうものが出来上がるっていう形、例えば、それが、どういう風に受け入れられるかも、わからないですね。出した時は。ただ、意外とバンド畑の人も、好きといってくれた人もいるんですけど、他の場所からも山本の作るイメージのものが好きな人も増えてきたり、それは僕らも予想外だったんですけど、こうゆう風な人に受け入れられるのかな?とか、ターゲットもわからないし、意外なところでいいって言われる可能性もある。なので、いろいろ方向があると思うので、聴いてみてもらって、みんなそれぞれで受け取ってもらうしかないのかな?
という感じでもあります。
ジギタリス インタビュー (ドラムス/松本) |
T:次にドラムの松本さんに。宜しくお願いいたします。
M:お願いします!
T:完成したアルバムの感想から。
M:そうですね。聴いていただければ、わかるんですけど、いいアルバムに仕上がっていると思います。前回よりかなり複雑な事をやっていると思うので、個人的にも色々と大変だった事もあり、でも、その分、うまく出来上がったんじゃないかなと思います。ぜひ!聴いていただければ。
T:レコーディングとか、エピソードありますか?
M:そうですね。いろいろと音を重ねて作って行くバンドなので、最初は何もない状態からドラムを叩かなくてはいけないので、音を頭の中で鳴らしながら、叩くのが結構大変でした。個人的な部分はそんな感じです。
T:前回のアルバムと比べて、違いなどは?
M:もう、全然前回とは違うものになってますね。何か気持ち的な部分でも違うと思いますし、曲の雰囲気や作り方も、だいぶ変わっていると思うので、1曲1曲に対しての取り組み方も、意識する部分も変わっていると思います。全体的に、今回の方が疲れましたね。(笑)
T:これまでの活動を通して、ジギタリスとは?
M:僕自身は、ドラマーなので、曲を直接作ったりとかいう立場ではないんですけど、まあ聴いていただければわかるんですけど、世界観があって、それがテーマなんですが。バンド自体にテーマ感があって、聴いてもらうことで、その中の何かを感じとって頂ければなと思います。僕なりにそれなりに考えて、その曲のアプローチをしてて。とにかく、その世界観が伝わればいいかなと。そんな世界を持ったバンドですね。
T:このアルバムを手に取ってくれる人に対してメッセージを。
M:そうですね。やはり、そういった世界観、個性がすごくあるというか、聴く人にとって、受け取り方も本当に様々になるバンドだと思いますので、どんなタイミングでもいいんですけど、晴れた日に外歩いてても、眠い時でも、なんかちょっとした時に聴いていただいて、それで、特に人生変えたりとかじゃなくても、ちょっとした助けだったり、テンションを少し上げたり、助けになればいいなと。まあ、そういう1枚になれたらいいな?と思います。
ジギタリス インタビュー (山本美禰子) |
T:最後に山本さんに。次回作、ソロの事など、これからの展開、展望など、教えて下さい。
Y:えっと、山本美禰子としては、近々またゲームの主題歌をやらせて頂く事になっておりまして、そのプロモーションとか、ちょっと忙しくなってくるかな?と思いますので、是非!このアルバムと合わせて、チェックして頂ければと思います。あと、ジギタリスとしては、今年はライブを中心に、また曲作りをしながら、精力的にこのアルバムを広める活動をしていけたらいいなと思っていますので、是非、ジギタリスファンの方も、周りの人に勧めてみていただると嬉しいなと思っています。
T:具体的なライブの日程は?
Y:まず、6月6日吉祥寺でイベントがありまして、この日は、サポートキーボードを迎えてライブをする予定です。7月11日代々木でCD発売ライブが決まっておりまして、今回初のテーマとして、CDの世界を完全再現したいなと思っているので、きっと楽しんでいただけれるのではと思いますので、是非、期待して来て頂ければと思っています。
T:あと何か。。。
Y:わたしもそうですが、メンバーも個人、いろんな活動をしていたりとか、仕事で音楽やっていたりとかあるので、メンバーの個々の活動もぜひ、暖かく見守って頂ければ嬉しいなと思っています。そういうところで吸収してきた事がまだジギタリスっていうバンドで帰って来て、また次のアルバムは更にいいものを作ろうと気合充分なので、変わらず応援していただければと思います。
T:今日は、ありがとうございました。
Y:ありがとうございました。
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ジギタリスの詳しいインフォメーションは、オフィシャルサイトまで。