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momentと交流のある方々へのインタビュー
#55
Talk&Interview
塚元香名(KanaT)
現在、自分の選んだ言葉を歌う活動や描画活動にて、
表現フィールドを広げている塚元香名のインタビュー。
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momentに関連したミュージシャン、バンド等を紹介します。
#55
music
特集:「The 30th Anniversary Live "Baby Blue 2007"」
今年ソロデビュー30周年の伊藤銀次さん、
実に10数年ぶりのライブツアーの特集です。その2。
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#55 CLIP:杉 真理 30周年記念 特別企画 「月刊:杉 真理 Vol.3」 LIVE:「MONTHLY AOP SESSIONS 2nd 門秀彦+渡辺太朗×長田進」 LIVE:「ZABADAK:2007年 夏休みライヴツアー東北&札幌」 連載コラム:TERA'S SOUNDTRACK REVIEW #55/ 散文詩:「#24/」 by KanaT |
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KanaT
今現在、自分の選んだ言葉を歌う活動や描画活動にて、表現フィールドを広げているKanaTのインタビュー。
(2007年7月15日/momentにて/インタビュアー:TERA@moment)
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KanaT Talk&Interview
#55 |
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kanaTインタビュー |
TERA(以下:T):宜しくお願いします。
KanaT(以下:K):宜しくお願いします。
T:まず、生まれた場所を教えて下さい。
K:生まれた場所は宮崎県です。
T:宮崎のどの辺ですか?
K:志布志という所。
T:環境的にはどういう所ですか?
K:海ばかりです。
T:ご兄弟は?
K:お姉さんが一人いるんですけど、私が生まれる前に父と家の母が別れてしまったので、父と一緒に志布志で暮らしてます。私は母と東京に出てきました。
T:小さい頃はどんな感じの子供でしたか?
K:一人が好きでしたね。今でも好きですけど。一人で公園に行ったリだとか。よく行方知れずだったので親が心配して警察に電話したりしてました。3、4回あったかな?
T:幼稚園の頃の思い出はありますか?
K:幼稚園の頃は行ってた幼稚園がプロスタントの幼稚園で賛美歌歌ってたりとか…、割と健全な感じで育っておりました。
T:小学校に入って何か変化はありましたか?
K:小学校に入って変化?うーん、基本的に一人が好きだったので。友達とかと遊ばずにフラフラフラっと一人で遊んでいました。
T:何か部活動とかって。
K:部活はもっぱら帰宅部。バレエのレッスンが週に4回から5回はあったんで。でも、中学校3年生の頃の受験を考える時期に、私はどうしても学校生活が苦手で高校に行かないつもりだったんですけど、母に「高校位は行ってくれ」って言われて。受験勉強はしたくなかったので「推薦で」って。それで、融通の利くバトミントン部に入ったぐらいですか。あと、高校の時に美術部。
T:小学校時。音楽に関して何かエピソードは?
K:音楽に関しては「やろう」と思ったのがつい最近なので特にないです。
T:得意な学科は?
K:美術と生物と…ですかね。後、哲学。
T:中学校に入ると何か変わった事はありましたか?
K:心境ですか?特には。まぁ、仲良い友達も出来つつも一人が好きでした。変化はありません。
T:中学の時によく見てたテレビとか漫画は?
K:中学の時によく見てたのは「サンダーバード」の再放送。丁度、学校から帰ると夜ご飯の時間で。帰って「サンダーバード」をつけると人形の動きとかで気持ち悪くなる。で、あんまりご飯が食べられない…そんな印象ですね。漫画は『寄生獣』が好きでした。
T:その頃はもう東京にいたんですか?
K:はい。もう3歳ぐらいから東京に出てきてたんで。その頃は東京にいましたね。
T:東京はどの辺ですか?
K:江東区です。下町ですね。ずっと。
T:高校に入ると?
K:高校に入ると女子高で女子ばっかりで、また単独行動ですね。特に学校にも行かず、図書館とか美術館とか原っぱとか。自由行動ですね。唯一、学校で好きだったのは最上階にあったプラネタリウム。よくミジンコの映像流れてました。
T:バレエをやったり、絵をやったりっていうのは何れぐらいの期間やってたんですか?
K:バレエは3歳から高校2年生の初めまで。絵は物心ついてからズーッと描いてるって感じですね。で、高校の後、そういう学校に行ったんですけど、心情的に色々あってすぐに止めてしまいました。
T:それはどっち?
K:絵、ですね。バレエは高2で自分には向かないので止めました。
T:その2つを止めてからは何か始めたことって?
K:もっぱらバイトですね。料理してるの好きなんで、カフェでずっと働いてました。日常に憧れて制作とかは止めてました。そうだ!後、高ニに入ってすぐ家を出て、お友達とルームシェアしながら棲んでたんで。バイトだけじゃお金が足りないから、知人のブランドのイメージモデルとか、雑誌とか、後は仲の良いカメラマンの作品づくりのモデルとかやってました。
T:で、最近、歌い初めたのは何がきっかけだったんですか?
K:歌い初めたのは、ここ、momentのショートフィルムに出演したのがきっかけですね。
T:そうですね。その辺の経緯はmomentのショートフィルムで観てもらえば。
K:そうですね。
T:歌い初めの頃からこれまで2年ぐらい、色んなミュージシャンの方々とコラボレーションしてきたんですが、まず最初はどなたでしたっけ?
K:西本明さんですね。と、コラボレートしました。ショートフィルムの最後の「雨上がりの道」という曲と、映像にインサートした曲を作ってくれました。
T:塚元さんから見た西本さんってどんな方なんでしょうか?
K:のんび−りしてますよね。のんびりしてます。でも、キーボードはとても素敵なキーボードを弾く方だな、と。でも、のんびりしてます。
T:「雨上がりの道」にはサックスのダディ柴田さんが参加されてるんですが、印象はどうでしたか?
K:何か、「訛ったおじさんが来たなぁ」と。SAX吹いたら「凄い!!」って思いました。ダディさん、今、何処にいちゃったんだろう?ダディさんのSAXは凄い。
T:後、初めのプロデュースもしていただいた、(鈴木)雄大さんは?
K:雄大さんは本当に良くして頂いて…有り難うございます。もちろん、雄大さん以外の方にも本当、仲良くして頂いていますが。雄大さんは雄大さんで雄大節みたいなのがメロディーにあって、楽曲してくれた曲もそういう感じで。でも、マニアックな部分もありで「面白いな」と。
T:なるほど。ライブですが、一番最初は、石黒ケイさんのオープニングアクトを務てライブデビューだったんですけど。石黒ケイさんの印象は?
K:ケイさんはとてつもなくエロいですね。でも、ケイさん普段は凄い優しくて可愛らしい方。ケイさんはパワフルですね。
T:確か、2回目のライブが、「moment Xmas session 2005」だったですが、その時のエピソードを。
K:チョコベビーズと一緒だったんでしたっけ?チョコベビーズと一緒に出来たのはとても楽しかったです。シータカさんから頂いた曲、『振り子』を歌いました。後、『きよしこのよる』をチョコベビーズ・バージョンで!安斎さんの口笛で!楽しかったです。でも、あの日、私は頗る機嫌が悪くって。私は機嫌悪いけど、皆、「とても楽しそうで良い」な、と思ってました。でも、歌ってる時は私も楽しかったです。
T:順を辿って行くとその辺りから色んな方とライブでコラボレーション始まると思うんですけど、オープニングアクトととして、丸山圭子さんや瀬木さんとも。
K:丸山さんも独特ですよね。あと、サンポーニャの瀬木さんにも楽曲頂いて、割と親身になって音楽の話しとか聞いてくれたりして。楽曲も頂いて。その楽曲が、瀬木さんの持ち味がよく出てて2曲とも大好きな曲です。
T:後、曲提供して頂いた方については?
K:藤岡(正明)さんからも1曲。「このまま」という曲を今、ハイネちゃんというピアノで弾き語りをしている女性と一緒に歌ってます。以外と解りずらい曲が多かったので、唯一解りやすい曲ですね。後はピカソの東さん。自分の曲の中では一番好きなんですけど、『割れた体温計』という曲を提供してくれました。詩は元々その曲の為に書いた訳じゃなく、散文詩として自分が書いてた詩をつけたんですよね。でも、それが凄くはまったみたい。後、GREAT3の白根さん。2曲ばかり頂いて。
T:ライブの時は色んなミュージシャンの方にサポートして頂いてると思うんですけど。印象的な人は?
K:オノキヨ(小野田清文)です。お父さんの様です。歌う側の事を考えてくれてるベーシストです。私、歌へたくそなんで!貴重です。でも、インパクトあるのはギターの(横内)タケさんですね。普段、凄いよく喋るんです。ずーっと喋ってます。で、ライブ始まると無口になる。エレキギターを弾くとメチャクチャ格好いいんですよね。音が。でも、私のライブの時にはテンポ速くなります。OS(岡沢茂)やサトボン(里村美和)や、皆、皆様それぞれに面白いエピソードはあるんですけど…一緒のエピソードって無いですよね。それから、(伊藤)銀次さんは本当に優しい方です。普段は、何にも言わないけれど、本当に困った時とか迷っている時とかにサポートしてくれて。自分にも厳しいですし。そして、銀次さんのギターで歌うのが私はとても好きです。あと、銀次さんと一緒にクラウディベイとして活動されている青木ともこさんですね。青木さんの歌は心に突き刺さる様な歌声。茨木のり子さんという詩人の方の作品に曲を書いていて、それが青木さんには凄く似合っています。あの方の詩は素晴らしいと思う。
T:代官山「晴れたら空に豆まいて」と、渋谷「アップルストア」でライブする事が多いですが、2つの空間については?
K:晴れ豆はスタッフの人達にも仲良くしてもらってて。凄いやりやすいですね。私は気分の浮き沈みが激しいので、晴れ豆みたいに心を開ける場所はやりやすいですよね。ただ、慣れ過ぎない様には気をつけてます。アップルストアは未知な聞き手の方が沢山いるので、自分のモチベーションが解る場所ですよね。
T:歌と平行して、絵に関しては?
K:絵は、もう本当に18歳の頃から描いてなく、今年まで全く封印してて。でも、暮れ前にとても描きたい絵があって、本当にお告げみたいなインスピレーションがあって「描かなきゃ!!」って。で、反戦的なイメージの絵を描き初めたのがきっかけですね。晴れ豆からも発注があって、今、飾って頂いてますね。後、momentのポストカードを描いたり、「moment
spring session 2007」、銀次さんのDVDパンフのジャケを描いたりしました。taroさんのデザインに本当に助けていただいてます。そうですね、これからも自分の中で何かあれば、たくさん描こうと思います。
T:でも、しばらくは、活動を休止して、子育てという事に?
K:そうですね。笑
T:今日は、ありがとうございました!
end>>>