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about moment moment 概要 (DVD/イべント/「moment string quartet」etc.) |
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momentと交流のある方々へのインタビュー
#74
Talk&Interview
種ともこ(2009年初春)
昨年から続く季節を感じる音楽イヴェント「雪月花」。
その「雪月花」CDのリリースを間近に控えて、
春ツアーを展開する種ともこさん最新インタビュー。
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momentに関連したミュージシャン、バンド等を紹介します。
#74
music
高橋結子 (PART3)
様々なバンド活動やアーティストサポートを続けている、
ドラム&パーカッション高橋結子さん。
ロングインタビュー完結編。PART3。
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magazine |
#74 CLIP:「月刊:杉 真理」2009年3月号 CLIP:「MAMALAID RAG:2009 Spring Special Message」 CLIP:「moment Strings Ensemble : April 2009」 連載コラム:TERA'S SOUNDTRACK REVIEW #74/ 「007/ロシアより愛をこめて」 連載:「DOGMA #7」 by ミヤサキワタル |
short films |
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高橋結子 (PART3)
1999年。バンド「GOMES
THE HITMAN」のパーカッションとしてCDデビュー。
現在、様々なバンド活動や様々なアーティストの方々と活動を続けている、ドラム&パーカッションの高橋結子さん。
ロングインタビュー。そのPART3です。
(2009年2月1日/momentにて/インタビュアー:TERA@moment)
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高橋結子 (Yuko Takahashi) ロングインタビュー(PART3) Music
#74 |
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高橋結子ロングインタビュー (PART3) |
高橋結子(以下:Y)よろしくお願いします。
T:インタビューPART3!ということで。
Y:はい。長々すみません。
T:いえいえ。2004年ぐらいまでいきまして。2005年、まずゴメスの流れみたいな感じからお願いします。
Y:2005年ですね、3月に5枚目のアルバムの『ripple』を発売いたしまして…3月ですね…もうね、ちょっと4年も前のことに(笑)
T:基本的には、ゴメス最後のアルバムに?
Y:今のところそうですね。
T:新しいというか。
Y:最新アルバムってことになります、4年前ですけども。
T:そうですね。
Y:このあとアルバム出せてないので。
T:内容的には?
Y:これはですね〜、JACCSカードだったかな?テレビのコマーシャルに、このアルバムに収録されてる『手と手、影と影』っていう曲が使われて結構長いことオンエアしていただいたので、すごく息の長い感じで売れたアルバムですね。またそのCMのお話も、聞いた話ですけども、こっちから営業したわけじゃなくて、監督さんがたまたまゴメスが好きで、向こうからくださった話らしく、しかもCMに合わせて作ったんじゃなくて収録されてるこの曲が使われたっていう。
T:なるほど。
Y:だから、新しくお客さんもすごく増えたアルバムだったんじゃないかなと思いますけれども。あとあれだ、なんかアニメの主題歌だか挿入歌だかに使われた曲も入ってますね、そういえば(笑)
T:今までとは、ちょっと違う方も聴いてる可能性があるアルバムに。
Y:そうですね。ここから入ってくれたお客さんも多いと思います。
T:なるほど。ライブとかの展開があったんですか?
Y:何かあったと…思います(笑)
2005年の3月…わりといつも通りインストアイベントをやった気が。ツアーもやったはずです。
T:最後のツアーみたいな感じですか?いまのところ。アルバムでてからしばらくはライブは?
Y:えっとですね、アルバムを出してから大分経ってからツアーをやって、またしばらく経ってからもっかいツアーをやった記憶がありますね。
T:なるほど。じゃあ、その当初『ripple』が出たあとっていうのは、次のアルバムの構想はなんとなくあったりとかしたんですか?
Y:これを出してからもう4年経ってるので、もうアルバムを相当出せるぐらいの曲は溜まってるんですよきっと。
T:なるほど。
Y:ボーカルの山田君って子が全部一人で書いてるので、定かではないですけど(笑)このあとしばらくライブで「古い新曲です。」っていう表現をよくしてましたね(笑)
T:なるほど(笑)
Y:「まだ音源になってないけど、もう随分前からやってる曲です。」みたいな。それでいま、その山田君がソロアルバムをレコーディングしていて、噂によるともういきなり2枚組みたいなソロアルバムらしくて。
T:すごいですね。
Y:実は今年でデビュー10年なんですけど、GOMES THE HITMANは。
T:はい。
Y:山田君もソロ出すのが初めてのことなので、そんなソロアルバムがリリースされるのをあたたかく見守ってですね(笑)
T:なにかあるというわけではなくて?
Y:いや、ちゃんと出してほしいなと思って。
T:なるほど。
Y:それでまぁ、10年目なのでバンドもなにかしら動きがあったらいいなぁと思ってますが、まだちょっと具体的には何も…。
T:何か大々的なライブをやってほしいですね。
Y:ねぇ。去年一年間は結局バンドは何もやらなかったので、今年は何かできたらいいなと思ってます。
T:メンバー間の交流は一応はなにか?
Y:それはですね、最近キーボードの堀越さんがソロ活動を始めて、この間ライブをやったらしいんですよ。ちょっと観に行けなかったんですけど。ベースの須藤君はもともと色んな人のプロデュースしたり、エンジニアもできるし、ベースだけじゃなくてドラムも叩くし色々やってるんですけど。須藤君も何かソロアルバム作ってて、おもしろい流れになってますね。
T:じゃあ残すは。
Y:まぁ、私もひとりぼっちですね(笑)
T:なるほど。
Y:何かいい形でまた再開できたらいいなと思うんですけど。
T:そうですね。それぞれのソロが並んで、さらに6枚目みたいな。
Y:大分おまたせしちゃってるお客さんがいて、申し訳ないですね。
T:楽しみです。で、前回のSUIKAの流れですね。
Y:SUIKA結成の話はしたんですよね、前回ちゃんとね。
T:次が2枚目ですね。
Y:2枚目ね。1枚目のアルバムは割とその、みんなが出会ってこうちょっとずつ作りためたものをまとめて出した感じなんですけど。それをライブで色々アレンジしたり生演奏で成熟させていったのをパッケージしようということになって。ファーストアルバムは割とトラックメインだったのを、同じ曲を私のカホンでもう1回録音し直したりとか、新しい曲も何曲か追加して、ジャケットは1枚目とほとんど同じデザインで色が違うっていう赤盤青盤みたいな感じで作ったのが2枚目の『RIPESTRIPES』っていうアルバムで。2005年の7月に出しまして、この時にはすでにもう3枚目のレコーディングをジャンジャン同時にやっていて。同じ流れで、カホンでヒップホップをやっているっていうその独自性をガンと全面に押し出すサウンドを目指して作ったのが3枚目の『コインサイド』というアルバムです。
T:どんな感じに?
Y:これはね、おもしろいですよ。
T:デジパックになりましたね。
Y:はい、デジパックになりまして。これね、Mouton Chuck(ムートン・チャック)っていう切り絵作家さんがいて。すごいぶっ飛んだジャケットですね。中も何が何だかわからないみたいな(笑)なんかでも、これがこの『コインサイド』っていうアルバム
の中身をすごい表してるような。もうなんか色んなものが爆発してますね。
T:アートですね。SUIKAは。『コインサイド』は?
Y:『コインサイド』はなんていうんだろうな、同時発生とか偶然の一致とか、表裏一体とかそういう意味なんです。だから、どういったらいいのかな、SUIKAの一口に簡単に説明できない、色んなことが色んな所で同時に起こってるっていう意味だったと思います。たしか(笑)もう全部曖昧でほんとすいません(苦笑)
T:大丈夫です(笑)
Y:これあれですね。清里かなんかの別荘を借りて録音をした曲とかあって、家の中でバーベキューできるみたいなスペースがあって、上に煙を吸い込む巨大な煙突があって。
T:焼肉屋についてるやつ。
Y:そうそうそう。それをもうゴンゴン叩いた音とか入ってますね(笑)
T:あれ、いい音しそうですよね。
Y:あれ、すごいいい音ですよね。
T:あれ、どうですかね?
Y:なんですかね。なんか、そこにあった鉄板とその煙突の組み合わせで「ドッカーン」みたいなのも録音したりしてますね。
T:なるほど。そういう収録も。
Y:多分ヒップホップ好きの人が聴いたらすぐわかる、すごく有名なヒップホップのトラックを引用した曲とかもあったり。もうほんとふざけてる曲もあるし、かと思えば情緒に訴えかけるような曲もあり、すごいSUIKAの色んな面をうまく表せてるアルバムですね。これ出したときは結構力作だったので、「がんばらないかん」つってツアーに出まして。一週間出ずっぱりで6日間で6本っていうツアーを全部車で(笑)
T:どこまで行ったんですか?
Y:えっとですね大分、福岡、山口、大阪、京都、名古屋ですね。
T:九州から戻りつつみたいな。
Y:ちょっと広島、岡山あたりをぶっ飛ばしてしまいましたけども(笑)なんか、それぞれちょっとこう伝のある場所。
T:山口っていいですね。
Y:山口がまたね、まだ話してない人のつながりが。
T:なるほど(笑)
Y:それで帰ってきて、東京でワンマンやって、これからだって時にメンバーが産休に入りまして。
T:なるほど。
Y:そのツアーの時にはすでにお腹パンパンだったんですけど。それで次の年はほぼお休みしちゃったのかな。
T:で、最新アルバムが。
Y:2006年がその産休でちょっとお休みして2007年からまたポロポロライブやったり録音したりして、2008年の4月に4枚目のアルバムを出しまして。これがまた『カッコいい』っていうタイトルなんですけど。これはまたその、3枚目のアルバムから2年半経てリーダーの考え方とかも変わっていて、カホンで作る音は散々やったと、でちょっと何曲かドラムも叩いてまして、私が叩いたドラムをいい感じに編集した曲が、これはほんとにカッコいいアルバムです。
T:何か進化した点は?
Y:進化した点…やっぱそのドラムを使って編集してるっていうとこが一番大きな違いなんですけど。あと言葉の使い方とかもまたちょっと違う次元にいってる感じですね。
T:去年の春ですね。
Y:去年の春です。
T:そこからライブはいくつか?
Y:精力的にやってます。この3枚目と4枚目の間に実は2回産休があってですね。だから、大分空いちゃったんですけど、これ出したあとはもう精力的にやってます。ただやっぱりね、ちょっとお休みしちゃったからちょっと忘れられてる(笑)だから折角かっこいいアルバムを作ったので、また矢継ぎ早に出すっていうのもありなんですけど、もうちょっとがんばってこれをおし進めていきたいなという感じですね。
T:なるほど。2005年にまた戻りますが、タマコウォルズですね。
Y:タマコウォルズ…元々はGOMES
THE HITMANでよく対バンをしていたセロファンっていうバンドですね。ドラマーが抜けちゃったりしてあんまり活動しなくなっていて、ギターの西池さんっていう人がソロでライブをやるようになって。なんかそのたぶん、西池さんが「西池崇ソロ」っていうのが嫌で「タマコウォルズ」っていう、バンド名でもないしプロジェクト名みたいなものをつけて活動してたんです。最初はその時々でメンバーが色々だったりほんとにセッション的なプロジェクトだったんですけど、2005年の頭に、たしかTHE
METERS(ミーターズ)のカバーを1曲やるからコンガがいるみたいな感じで呼ばれてはじめて参加したんです、パーカッションで。でなんとなくそこから、割とライブの度によく参加するようになって、段々メンバーが固定化されていって、なんならバンドにみたいな話に徐々になっていったんですよね。いつからってのはあんまりはっきりしていないんですけど。
T:構成はどんな?
Y:メンバーはですね、ドラムが元サイクルズっていうバンドのメンバーだった中原由貴ちゃんで、中原さんはセロファンのドラマーが抜けちゃった時にも代わりに何回か叩いてたりして、最近はカーネーションにサポートドラマーとして加わるようになって、あとは青山陽一さん、青山さんにとっては中原さんはかかせない存在でしょうね。まぁ女子なのに骨太なドラマーです(笑)ベースはセロファンの河野さん。もうひとりのギターが元カーネーションの鳥羽さん。鳥羽さんが裏の番長みたいな、すべてを指揮してくれてる感じなんですけど。でちょっとしばらくしてから鍵盤の佐藤君が加入して今は6人なんですけど。バンドになった最初の頃に、パーカッションがちょっとはまりにくい曲が多くて、ツインドラムでやってみてもいいかなって、しばらくツインドラムでやっていた時期がありまして。私がパーカッションを混ぜたドラムセットでパーカッションぽいアプローチで。その体制でしばらくやっていたので、その当時みた人はいまだにタマコウォルズといえば女の子ツインドラムのバンドでしょっていうイメージを持ってる人がいるんですけど。でもツインドラムっていうのはやっぱりある程度広いライブハウスじゃないとちょっとステージ上が戦場みたいになっちゃって。それで今はパーカッションに徹してる感じです。もっと大きい会場でできるようになったらね、いいんですけど。で、タマコウォルズはですね。
T:音源ですね。
Y:そうですね。2005年ぐらいから段々バンドっぽくなって、2006年も割とたくさんライブをやったのかな、それで2007年の夏にわりかしちゃんとレコーディングしまして、5曲入りだったかな。5曲ぐらいはいってますね。これは千円で売ってるんですけど、ライブ会場で。CD−Rで。やっぱりちゃんとしたアルバムも出したいねつって、今ちょっと色々画策しているとこですね。今年中になんとかしたいですね。
T:曲は?
Y:曲はほとんど西池さんが書いて、なんというか土台だけ持ってきて、スタジオでみんなで作っていく感じですけど。最近は佐藤君が書いた曲を佐藤君が歌ったりとかしてますけど。ほとんどはフロントの西池さんが書いてます。
T:これからレコーディングが?
Y:そうですね。うまくいくといいなと、うまく話がまとまるといいなと思いますけど。
T:なるほど。
Y:うーん、お金かかりますからねレコーディングは(笑)タマコウォルズではコンガをブリブリ叩いてまして。自分が関わってるものの中でここまで音量のでかいバンドはないですよ。一番音がでかいです、私が関わってるものの中で、サポートも含めて多分。ほんとはギターの音がでかいバンドすごい苦手なんですけど(笑)でもパーカッションプレイヤーに、特にコンガに徹して叩きまくる場所としてすごい貴重ですね。負けちゃいますから。なよなよ叩いてたら。
T:じゃあライブはもう定期的に?
Y:ライブは定期的にやってますね。なんかね、なかなかイベントにあんまり誘われなくて仕方なくワンマンを定期的にやってるんですけど(苦笑)最近やっとちょこちょこお誘いいただけるようになりましたけど。
T:でまた2005年にちょっと戻りましてですね。あの、バンドというよりかはサポート関連のちょっと話を伺おうかなと。
Y:2005年ですね、すごい色んなことがあった年ですね。まず一月に、伊藤銀次さんと杉真理さんのジョイントライブというのがありまして。それはたしか、伊藤銀次さんがドラムは女の子がいいなって言ったらしくて、それで杉さんが声かけてくださったんですけど。
T:なるほど。
Y:当時はパーカッションの仕事はいろいろしてましたけど、ドラムではまだあんまりそんなに仕事をしていなかったころで。「やべぇ」と。伊藤銀次に呼ばれてドラムかと(笑)すごい緊張したのを覚えてます。しかもベースがクレイジーケンバンドの洞口さん、鍵盤が渡辺シュンスケ君で。
T:相模大野?
Y:そうそう相模大野のグリーンホールでライブだったんです。
T:あの時は、5台入れましたね。
Y:マジですか(笑)
T:しっかり収録されてますよ(笑)
Y:消去してください(笑)
T:いえいえ(笑)
Y:いやいやいやいや(笑)楽しかったですけど。緊張しておりましたね。でもなんかこれがきっかけで杉さんのソロライブもやらせてもらうようになったりしたし、銀次さんは今でもほんとお世話になってますし、色々勉強させてもらってます。この年は8月にも、どこだっけな、何か変な…変なっていっちゃいけない。ホテルの…。
T:プリンスかな?
Y:東京タワーのそばの…。
T:プリンスじゃなかったっけ?
Y:うん。ホテルの宴会場みたいなところで2デイズやりましたね。
T:不思議な場所だったらしいですね。
Y:そう、なんかこの銀次さんと杉さんの一緒にやるときのバンドっていうのが「マイルドへブン」っていうバンド名がついて、杉さんすぐバンド名付けるから(笑)『マイルドでいこう!』っていう、杉さんと銀次さんで共作した曲があって、そこからマイルドヘブンっていうバンド名がついて、たしかその8月やった時はライブに『マイルドの逆襲』っていうタイトルがついてて、なんかスターウォーズかなんか、ウクレレスターウォーズってあったじゃないですか?
T:はい。
Y:あれをテーマに登場したのを、そんなことだけ覚えてる(笑)
T:なるほど。その杉さんとの流れとしては、カルパッチョ…。
Y:そうですね。杉さんのソロライブを初めてやらせていただいたのもこの年の4月ぐらいだったと思うんですよね。
T:ブルージェイウェイでしたっけ?
Y:ブルージェイウェイだったと思いますよ。
T:ありましたね。
Y:いつだっけなぁ、多分この同じ年だったと思います。
T:で、杉さんも30周年去年おととし。
Y:おととしが30周年で。去年ドカンとライブやりましたね。
T:ドカンと魔法のやつを。
Y:そうそうそう。アルバムも参加させていただいて、魔法の領域。
T:そのへんは、前回のインタビューでね。お話していただいたので。あとはサザンとか。
Y:ですね。この年からですね。
T:元々は?
Y:これはですね。桑田さんがやってるラジオ番組があって、東京FMの。その10周年記念で生公開ライブ、アコースティックライブっていうのが企画されて、多分それが突然決まったのか何なのかで、まぁパーカッショニストがみつからなかったのか何なのかで、斎藤誠さんが私のことを思い出してくださって。2000年ぐらいにゴメスのプロデュースをしていただいて以来5年ぐらいそんなに会ってもなかったんですけど。月曜日に電話がかかってきて、木曜日がリハーサルで、土曜日が本番だったんですよ。だから「へ?桑田佳祐ってサザンの?」とか言ってる間に終わっちゃったみたいな(笑)
T:急に。
Y:その時のライブが、昭和歌謡のカバーが多くて。あんまり考えてる暇もないので普段使ってる楽器をワーッと持って行って、割と普段のノリでワーッとやったんですけど、なんか桑田さんがおもしろがってくださって。多分そういうことでもないとなかなか新しい人脈が入ってこないじゃないですか、一流のミュージシャンが周りにたくさんいらっしゃるから。それでなんかおもしろがってくださって。たまたまその年の夏にロックインジャパンフェスにサザンが出ることが決まって。サザンはいつも毛ガニさんがお休みの時は三沢またろうさんがやられてるんですけど、恐れ多くもまたろうさんの代わりにやらせていただいたんですよね。その前に、『BOHBO
No.5』のプロモーションビデオの撮影も参加させてもらって。パーカッションの毛ガニさんが腰痛で。すごかったですね、西部警察みたいな、後ろで大爆破ボーンみたいな(笑)でまたちょっと余談なんですけど、15〜6歳でドラムを最初に始めた時に一番最初に手にしたスティックが、サザンの松田弘モデルだったんですよ。ほんとたまたまなんですけど。ほんとたまたま手にしてそれが最初だから手になじんで、そっからもう10年ずっと使い続けて。松田さんがパールのモニターをやめちゃって市場に出回らなくなるまで使ってたんですよ。もう買えなくなった時には、ほんとに困って。10年使っちゃったから、他にどのスティックが良いって見つけるまですごい時間がかかってっていう話をまさかご本人にするとはみたいな(笑)そしたらすごい喜んでくださって、たくさん頂きました(笑)
T:ご本人モデルを(笑)良かったですね。
Y:その後、弘さんは松田弘さん主催の『ビートクラブナイト』っていうイベントを年に1回ぐらいやってるんですけど、それも呼んでいただいて3回参加させていただきました。色々お世話になってますね。サザンオールスターズは大変でしたけどね(笑)
T:最近はどういう流れに?
Y:2005年から毎年必ず何かしら誘って頂いてて、ありがたいことに。翌年の2006年は夢人島フェスっていうのをアミューズが企画して2日間やってたんですけど、それに出演した加山雄三with桑田佳祐スペシャルバンドに誘っていただいて。それはほんと後にも先にもこれをこえる経験はあるのかっていうすごい素晴らしい貴重な。すごかったですね。加山雄三さんは、ほんとにすごい人でしたね。人としてのオーラもすごいし、もうあの70歳だと思うんですけど、でもまだ練習熱心だし何よりも声のなんていうか音圧というか説得力がすごかったですね。私、本番にもう感動して号泣してしまって。
T:数々の名曲が目の前で。
Y:やりましたね。やらせていただきましたね。その次の年は、桑田さんがソロでシングルをたくさんだしたのでそのプロモーションでテレビ用の収録ライブたくさんやらせていただきましたね。NHKで特番が組まれたり、あとMusic Loversとか僕らの音楽とか。それで去年はあれですね、Act Against AIDS、ひとり紅白歌合戦。これはまた60曲ぐらい演奏して大変でした。
T:それも昭和歌謡が?
Y:そうですね。昭和歌謡だけじゃなくて最近のヒット曲もありましたけど。倖田來未とかドリカムとかもありました。でも古い曲が多くてこれもやっぱりすごい勉強になったし、楽しかったですね。大変だったけど。
T:バンドはサザンのバンドメンバーじゃないんですか?
Y:それはねぇ。違うバンドです。サザンは2005年にやらせていただいて以来やってないですけど、桑田さんのソロ関係とか毎年なにかしらやらせていただいてほんと。楽しくやらせていただいております(笑)
T:なるほど。で、2005年あったこと、また戻るんですけど。テンペスト。
Y:テンペストか。これまたもう全然話がガラっと変わるんですけどいいんですかね?
T:いいですね。
Y:もう日本のメジャー業界のトップの話からゴロッと変わりますけど(笑)
T:いやいや。
Y:これまたどっから話していいんだろうなぁ。
T:世界に羽ばたくテンペストです。
Y:そうですね、そうですね(笑)天鼓さんっていう女性ボイスパフォーマーがいらっしゃるんですけど。元々、水玉消防団っていう元祖インディーズギャルパンクバンドのボーカリストなんですけど、今はボイスパフォーマーをやってらして。その天鼓さんが外国のフェスティバルに呼ばれた時に、トリプルドラムとボイスっていう編成でやることになって誘ってくださって、でまたそのトリプルドラムっていうのが、私と、外山明さん、泣く子もだまる(笑)あと山口に住んでる一楽さんっていう。一楽さんって人はですね、『ドラびでお』っていうプロジェクトをやってまして、これまた変な人なんですけど、なんかキックを叩くと再生とか、細かいこと忘れましたけどなんせドラムを叩くことで映像をコントロールするシステムを自分で作ってて、リアルタイムでその映像を止めたり動かしたり巻き戻したりっていうのをライブパフォーマンスする変な人。変な人って面白い人って意味ですけど(笑)その3人で。
T:すごいですね。強力です。
Y:しかも私、一楽さんも外山さんもお会いしたことがなくて、ほんと成田空港のカウンターの所で「はじめまして」っていって(笑)いきなり一緒にカナダに行きまして。
T:ドラム3人でカナダ。荷物はどうなるんですか?
Y:もうドラムは現地で。
T:現地ですよね。
Y:それぞれ必要なものだけを持って行ったんですけど。私は心配症で、スネアとペダルを持って行っちゃったんです。「海外にツアー行くのにそんな大荷物持ってきて!」ってすごい怒られて成田で(笑)一楽さんはスネアは持ってこなかったけどペダルを持ってきてて、外山さんはスティックだけ持ってきてました。しかも3本だけとかね(笑)いっつもそんな感じなんですけど。でカナダのビクトリアビルっていうケベック州の、モントリオールから車で2時間ぐらいのもうほんと何にもない小さい町なんですけど、たまたまそこにアバンギャルドな音楽が好きな人がいてレーベルをやってて、そのレーベルが主催で毎年フェスティバルを5日間ぐらいやってて、それが、結構盛大で世界中から色んなミュージシャンが来るんですけど、たまたまね、これの何年か前に私、個人的に見てみたいなと思って行ったんですよそのフェスに。でまさか自分が出ることになると思ってなくてびっくりしましたけど。
T:他にバンドは?ロックフォーク系とか。
Y:いやいやもうほんとに、そういうちょっとアバンギャルドな人たちばっかりですね。
T:色んな国から来るわけですか?
Y:色んな国から、アメリカからフランスからヨーロッパから日本から…。
T:日本からテンペスト以外も?
Y:えっとねぇ、日本からはその年は、えっとねぇどうだったかな。大友良英さんがニュージャズオーケストラかなんかを率いてきてました。結構だから知ってる人もいっぱいいて。
T:フランスにも?
Y:そうですね。成田からカナダに着いて、着いた次の日にライブだったんですよ。でそのカナダでのライブはぶっちゃけあんまり上手くいかなくて。なんかそのね、天鼓さんが思っていたことと、お互いもまだよく知らないしみたいな、意思の疎通が図りきれないとこがあって。即興だったんですよ。そっからフランスでまた別のフェスティバルに出るんでフランスに移って、そっからねぇ1週間ぐらいかな?結構日にちがあったんですよ本番まで。ずーっとみんなで旅行して観光して遊んで随分仲よくなって、そのあとにやったフランスのライブはなんかね、すごい良い演奏ができたなと。何にも決めないでただ入口と出口がこんな雰囲気で終わるっていうことだけ決めて演奏始めて。一番即興で難しいのって、これで終わりって思う瞬間なんですよね。多分。あんまりそんなに即興やってないから、うまく言えないですけど。それが人数が多ければ多いほどやっぱり難しいじゃないですか。だけどなんかねぇ、ワーッとやってて「あっ今が終わりだ」っていう瞬間がなんかみんなが合ったんですよ。でダンッって終ってお客さんがワーッて盛り上がって。しかも時間も丁度よかったんですよ(笑)
T:すごいですね。
Y:すごいいいライブでしたね。
T:その後テンペストは?
Y:テンペストその後やってないですね(笑)
T:もったいないですね。
Y:ね。何か天鼓さんと二人だけで、1回2回やったりはしましたけど、やっぱりねぇトリプルドラムができる会場っていうのがねなかなかなくて。
T:ないですよね。
Y:でもその後、外山さんのライブにはよく遊びに行ったりするし、一楽さんは山口に住んでるのでSUIKAのツアーでブッキングしてくださって、また変なライブハウスでしたけど(笑)ぶっ飛んだ人ですねぇ。
T:なるほど。
Y:楽しいツアーだったなぁ。
T:2005年他に、動きとしては?2006年になるんですかね。
Y:そうですね。あーなんかぼちぼちドラムの仕事が増えてますね。2006年ぐらいから。
T:元さん?
Y:元ちとせちゃん。あー久しぶりにやりましたね、2006年。これはパーカッションですけど。台湾にね。
T:台湾で何をやったんですか?
Y:なんかねレコード会社の、アジアのソニー系のアーティストが集まったライブで、なんかおっきい会場で。2曲だけ演奏しに行ったんですけど、こないだも間宮さんとあの時の台湾のホテルは良かったなぁっていう話をしてましたけど。
T:なるほど。
Y:これはでもちとせちゃん、5年ぶりぐらいですかね、お手伝いしたのは。その後去年またちょっとやらせてもらったりとか。
T:あと、sugarbeansは。
Y:sugarbeansですね。sowan songのレコーディングもしてるのかこの年。この年ドラムのレコーディングが増えてますね。岩見十夢君。岩見十夢君はヨシンバっていうバンドの吉井さんって人がプロデュースでレコーディングをする時に、中原さんにドラムを頼もうと思って吉井さんがタマコウォルズのライブを観に来たら、たまたま中原さんがその時足を怪我してお休みしてて、私が代わりにドラムを叩いてて、あぁじゃあ結っちゃんでいいやみたいな感じで誘われてレコーディングしまして。エンジニアもタマコウォルズの鳥羽さんで。『おいしい音楽』っていうタイトルのアルバムですね。割とドラムメインっていうか。ドラムだけだったかな。それを、アルバムを聴いた黒沢秀樹さんが「ドラムがいい音だ」っていってくださって。それはまあ鳥羽さんのおかげなんですけど。それで黒沢さんがsowan songのレコーディングに誘ってくださった。これはもう、楽しいレコーディングでしたね。なんかね。黒沢秀樹さんっていう人はね、細かいプロデュースはしないんですよ。私の知ってる限りですけど。ミュージシャン、この人に頼んだらこうなるっていうことをわかってて全部。それでまず音のイメージがあってキャスティングして、みんなが気持ちよくレコーディングできる環境を整えるっていうことをしてくれる人なんですよね。そのsowan songのレコーディングも河口湖で合宿で、セッティングがあるから前の日に来てくださいっていわれて、前の日ライブだったんですけど、だからライブの後行って夜中の2時ぐらいに着いたら、アーティスト自らお好み焼きを焼いててですね。ふるまってくれて。ベースがシアターブルックの中條さん。鍵盤がYANCYさん。おおはた雄一くんのギターと、sowan songのアコギと歌っていう編成で。もうまったく初めてお会いする方ばっかりだったんですけど、クリックも何もなしで、せーので歌も本番で同時にとって。2日間ですごい楽しくて有意義なレコーディングでしたね〜。sowan songは去年だしたアルバムも全面的に参加させてもらって今でも仲良くしてます。大事な現場の一つですね。自分にとって。世代も近いし、なんか考えてることも多分似てるんだろうなぁと思いますね。
T:割とパフォーマーな感じですね、イメージは。
Y:あとはsugarbeansですね。あらりえっていうシンガーがいて、なんか取り止めがなくなってきましたね、また(笑)
あらりえさんのレコーディングに参加したのが6月ですかね、2006年の。やっぱり同じようにクリックなしでせーので録って、その時のメンバーがすごくよくて。それが今でもよく一緒に演奏してる仲間・・・っていうにはみんな私より随分若いんですけど。それがsugarbeansのチームですね。sugarbeansは、タマコウォルズのメンバーでもある佐藤くんのソロなんですけど、元々はお互いサポートのライブで対バンして、スカウトされて。佐藤くんは作詞作曲編曲歌唱だけじゃなくてピアノもドラムもすごく上手で。弦や管のアレンジもできるし。天才ですね。sugarbeansはいつも同じメンバーでやっていて、何も考えなくてもいい演奏ができるプレイヤー達なんです。sugarbeansも去年レコーディングをして12月に『ボンボヤージ!』っていうアルバムをリリースしまして。
T:いいタイトルですね。
Y:うんうん。sugarbeansとsowan
songで2月の終わりにツアーに出ます。ほとんどメンバーが一緒なんです(笑)
T:なるほど(笑)一緒に行けるという事ですね。
Y:そうそうそう。なんかこのくらいからですね。ドラムでも色々やるようになって。
T:あとパーカッションの3人組の。
Y:Asoviva!ですか?Asoviva!の話はちゃんとしないといけないですけども、もう残り時間がないというのに。
Asoviva!はですね、これは早口でしゃべっても文字だから意味ないですね(笑)
T:あれ?そんな早くしゃべれるの?(笑)
Y:しゃべれない(笑) ゆっくりしゃべります。いつもお世話になってるとあるライブハウスのブッキングをしてる今関さんっていう人がいるんですけど。2006年の11月に今関さんが色んな打楽器のバンドとかプレイヤーを集めた打楽器ナイトみたいなイベントを企画してですね。30分枠をあげるから、なんか結っちゃんプロジェクトをやりなよと言ってくれたんです。色んなサポートでしょっちゅう会うけど結っちゃん名義っていうのないでしょ?って言ってくれて。私ほんとにそれまで自分名義で何かをやるっていうのを全然やってきてなかったんですけど、まぁせっかくだから、そういってくれるならと思って。で、最初何しようかなと思った時に、そういう打楽器系のイベントに行くと、こう大人数でね、色んな難しい決めごとを一生懸命やってるとか、なんかそのなんていうんだろ、ダブっぽいものを同期と一緒にやるとかアンビエント系の人とか、思いっきりエスニックに寄ってタブラとかガムランとかそういうエスニックな楽器と一緒にやるとか、なんかそういうのイメージできるんだけど、私のやることじゃないよなと思って。結局ずっと歌ものの世界でパーカッションやってきたから、それでできることってなんだろうって思って。であと、それこそ外山さんとかね有名な人を誘って一緒にやってもらうこともできるけども、なるべく同じの世代で、少人数で風通しのいい感じでやりたいなぁと思って。もうその時点で誘う人は決めてたんですけど。朝ちゃんっていう朝倉真司っていう元々LOVE CIRCUSっていうバンドでデビューして今ヨシンバでドラムを叩いてて、もうあっちこっちで引っ張りだこの人ですけど。スネオヘヤーやら一青窈ちゃんやらサポートしてて。その朝ちゃんと、中北裕子ちゃんっていうこれまたもうジョン・ボーナムみたいなパーカッションを叩く、実はすごく女性的なんだけど男前なパーカッションを叩く中北裕子ちゃん、その3人でやりたいなと思って誘ったんですね。それでなんかあんまり何も考えずにとりあえずスタジオとって、使いたい楽器を持ってきてみたいな感じで1回リハにはいってみたら、もうなんか楽器をケースから出してる段階で遊び始めて。こりゃいいなと思って。あんまり何も決めないままライブをしたんです。1曲だけ曲作って、あとはほとんど即興で。そしたらやっぱり私以外の2人も普段ほんとに歌もののサポートをやってる人たちだから、なんかこう自然に自分の思うように音楽が構成されていって、おもしろいなぁと思って。それで1回キリのつもりだったんですけど、他の2人もおもしろがってくれて、バンドにしようよってなって。そのイベントにでた後すぐレコーディングして。それもCD−Rですけど音源作って、次の年の6月に渋谷でワンマンやって。それもなんか、ステージと客席っていう感じじゃなく、何にもない平らなラウンジを借りて真ん中に楽器をセットして、お客さんがこう周りに座って、4隅にスピーカーを立てて、どっからでも好きなようにみれるっていう環境を作ってやったんですよね。その次の年は、去年ですね、何か所かツアーを回って、でも東京公演のない斬新なツアーだったんで、今年ちょっと東京でワンマンやりたいなぁと思ってるんですけど。
T:東京なしだったんですね。
Y:そうそうそう。それがねぇ、なんか自分たちが居心地がいい場所でやりたい。別に仕事でもないし、楽しくやりたいので、あそこ行きたいここ行きたいってみんなが思う所をブッキングしたんです。だからものすごい偏ってて。名古屋、京都、福井、金沢っていう真ん中だけだったんです(笑)で東京がね、やったほうがいいんじゃないかと思いながら。ちょっといい場所が思いつかなくて。今、探してる感じですけど。でも今年は東京でワンマンをやろうと思ってます。
T:楽しみですよね。
Y:そうですね。
T:あ、年末、momentイヴェント出てもらいました(笑)
Y:あっ、そうですね(笑)お世話になりました。ありがとうございました。
T:どうでした?
Y:いやぁ盛りだくさんで、気がついたらすごい時間経ってましたね。
T:のんびりしたイベントですけど。
Y:いや楽しかったです。ストリングスの方々が頑張ってましたね。個人的にはベイビーブルーのストリングスしか鳴ってないっていうのが楽しくて、おもしろかったです。
T:ありましたね。何かやりたいですね今年も。
Y:ね。是非また。
T:ストリングス+高橋結子っていう。ソロで(笑)
Y:それ、押しますよね。いやいや、でもソロ作品を作ろうとは思っています。今年中にでるかわかんないけど、今年中に完成はさせたいなと思っています。なんかねずっと人の手伝いばっかりしてて、なんかこどもの頃からねそこにあるものを綺麗に模写しなさいとかいうのはすごい得意だったんだけど。何にもない、まっ白い画用紙に好きなように絵を描きなさいっていわれるのがすごい苦手だったんです。なんかそれがずっと大人になっても続いててやっぱり人が作った世界の中に入ってそこに色を付けるのは得意…まぁそれをずっとやってきたんですけど、最近になってようやく1から何かを作るっていうことがそろそろやってもいいかなっと思えるようになってきたので、今が旬かなと。自分でいうのもなんですけど、今だしとかないとやらない気がする。SUIKAも、みんなソロ作ってて今。ゴメスもソロ活動活発だし。
T:そういう時期ですね、多分ね。
Y:そうかもしれないです。だからまぁ、高橋結子ソロでもいいですけど、パーカッションと弦っていうバランスもありですよね。
T:インスト?
Y:インスト(笑)インストナイト。
T:じゃあ、夏ぐらいに。
Y:夏ぐらいに。わかりました。
T:計画。
Y:はい、お願いします。Asoviva!ともアリですね。
T:いいですね。
Y:あんまり決められたことをやるのは得意じゃないかもしれないですけど。
T:あとなにか、ありますか?
Y:あとですか。う〜ん。今年はやっぱりソロを作りたいっていうのと、まぁGOMES THE HITMAN10周年っていう、デビューして10年ってことでなんかいろいろ節目かなぁと思っていますね。
T:なるほど。
Y:う〜んとね、PART1を読んで頂いた方ならわかると思うんですけど、その時々の流れにスイスイ乗ってきたらこうなったっていう人生ですね。その場面場面で頑張りはしたんですけど、なんかそのなんていうか自分で選んだわけじゃないっていうのを、すごい今までそこにこだわってた、っていったらおかしいんですけど、なんかちゃんと責任を負えてなかった気がするんですよ。だから平気で私はいつでも辞めて北海道でじゃがいもを作るのよとか、よく言ってたんですけど。ここ1〜2年ぐらいでなんかそのステージに立つっていうか演奏することが使命っていったら大袈裟なんですけど、やっぱり求められてるっていうか。やんなきゃいけないんだなって思う出来事がたくさんあって。腹をくくってやっていこうって思い始めてます。
T:なるほど。
Y:もうなんか、やめたいとは、言いません(笑)
T:(笑)すばらしいですね。
Y:やっと地に足が着いてきた、って10年かかってそんな気がしています。
T:楽しみですね今年は。節目。何が起こるかっていう。
Y:長い目でみていてください(笑)今年は何も起こらないかもしれないですけど。
T:また、新春対談で(笑)
Y:あー何にも起こんなかったじゃねーかみたいな。
T:誰と対談するのか。
Y:誰がいいですかね(笑)
T:みなさんに予想していただいてですね(笑)
Y:毎年恒例になるんですか私の対談が(笑)
T:来年もやってみようかなと。
Y:あぁ、楽しかったですね。今回の対談は。
T:思ってますので、また。
Y:じゃあ、いい出会いを、今年もよろしくお願いいたします。
T:よろしくお願いいたします。
Y:ありがとうございました。
T:ありがとうございました。
Y:わーっと長くなっちゃった。
T:(笑)
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