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#56 magazine

CLIP杉 真理 30周年記念 特別企画「月刊:杉 真理 Vol.4」」
LIVEMONTHLY AOP SESSIONS 3rd/門秀彦+渡辺太朗×TOMI

連載コラムTERA'S SOUNDTRACK REVIEW #56/キャリー
散文詩「#25/いつしか 僕らは」 by KanaT



 杉 真理 30周年記念 特別企画「月刊:杉 真理 Vol.4」


デビュー30周年記念 特別企画、「月刊:杉 真理」の第三弾です!
今年は、様々な記念イベントが、目白押しの杉 真理さんですが、
リマスタリング再発アルバムが先頃リリース。ライブイベント等で大忙しな、
杉 真理さんからの最新メッセージをお届けいたします!
(今回は、都内某リハーサルスタジオからお届けいたします)

<杉 真理/ライブ・インフォメーション>
須藤 薫&杉 真理 Summer Concert“ずっとサマー・ホリデー”
日 時:2007年 8月24日(金) 開場 18:00 開演 20:00
会 場:六本木・STB139(東京メトロ日比谷線、都営大江戸線「六本木」駅下車)
出 演:須藤 薫(vo), 杉 真理(vo,g)with Chili Dogs(谷口 守 b, cho/清水 淳 dr.cho/渡辺 格 g/小泉信彦 key)
料 金:¥6,500-(税込・全席自由・オーダー別・整理番号入場制)
チケット:チケットぴあ Tel. 0570-02-9999【Pコード:262-937】
ローソンチケット Tel. 0570-084-003【Lコード:38663】
STB139 Tel.03-5474-0139

    
杉 真理さんの詳しいインフォメーションは、オフィシャルサイトまで!

Movie

月刊:杉 真理 Vol.4

ムービーを見る
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(BB環境のある場所にて、お楽しみ下さい)



 「MONTHLY AOP SESSIONS 3rd 門秀彦+渡辺太朗×TOMI」



momentのデザインを担当している、
渡辺太朗さん参加のユニット「AOP」によるイベントの第三弾です!

日時:9月7日(金)
場所:渋谷SPUMA http://www.spuma.jp/
渋谷区神南1-17-4神南ビルB1F tel.03-3770-8657
時間:19:00 OPEN/20:00 START
料金:チャージ2,500円 +Food & Drink

内容:絵描きの門秀彦氏とグラフィックデザイナーの渡辺太朗氏が
7月から12月までの毎月第一金曜日(計6回)、
ゲストにリスペクトするミュージシャンを迎えて
音楽と映像とライブペインティングのセッションを行います。

第3回目のゲストはシンガーソングライターの
Tomiさん。ボサノヴァテイストの優しさあふれる歌と
声で個性的な世界を表現する、注目の女性アーティスト
です。これまで2枚のオリジナルCDを発表。映画「ギャ
ラリー」のエンディングテーマにも起用されました。

門 秀彦(絵描き)
http://www.kado4life.jp/
渡辺太朗(グラフィックデザイナー)
http://www.mood.jp/
長田 進(ギタリスト)
http://www.cool-net.co.jp/dsl/

 


連載  Soundtrack Review by TERA@moment

TERA's Soundtrack Review このコーナーでは毎月1枚、映画のサントラを作品と共に紹介します。          


#56

『CARRIE/邦題:キャリー』

音楽:ピノ・ドナジオ/PINO DONAGGIO

1976年/米/ブライアン・デ・パルマ監督作品。1時間38分。
スティーヴン・キング原作。ローレンス・D・コーエン脚本。
マリオ・トッシ撮影監督。ジャック・フィスク美術監督。
シシー・スペイセク主演。パイパー・ローリー、
ウィリアム・カット、ジョン・トラボルタ、
エイミー・アービング、ナンシー・アレン、他競演。

当たり外れの激しいスティーヴン・キング原作映画の「キャリー」。
70年代の名作であり、その後に大活躍するオールスターキャストで、
ブライアン・デ・パルマ監督にとっても、大出世作品になりました。
テレンス・マリック監督の「地獄の逃避行」で、名演技を見せた、
主演のシシー・スペイセクは、この作品で数々の賞に輝きました。
美術監督のジャック・フィスクは、実夫であり、後に、
監督として、シシー主演で「すみれはブルー」を製作。

超能力ものでオカルトホラー。但し、青春映画の要素もありで、ヒッチコックタッチ。
娯楽映画としての基本、いろいろなジャンルが含まれている本作は、様々な見所がありますが、
特に、デパルマ得意の画面分割。常に、賛否両論ある編集カッティング方法ですが、
単純な2画面分割ではなく、独特の意味合いを持たせて、ある種のオリジナル手法として活用しています。

役者陣も上手くその役柄キャラクターがハマっていて、その脇を固めている若い役者達の中で、ひときわ目立っていたのは、
「サタデーナイトフィーバー」直前のジョン・トラボルタと、ナンシー・アレン。キャリーをいじめる二人組で、
ラスト前の見所のカーアクションシーン、キャリーの超能力で、車と共に爆死してしまうという役を演じました。
のちに二人は、同じデパルマ監督作品で、主役を努める事になります。 以前紹介したサスペンス映画
「ミッドナイトクロス」です。こちらも、お勧め作品なので、是非。
それから、劇中唯一キャリーを好きになった"王子さま"役で、70年代のTV界のポップカルチャーのひとつのTV番組、
「アメリカンヒーロー」で、スーパーマンの様なB級ヒーローを演じた、ウィリアムカット。
彼は、若きレッドフォードに激似演技の「新・明日に向かって撃て!」、「ビッグウェンズディ」等で活躍。

音楽のピノ・ドナジオは、デパルマ監督作品が多く、ヒッチコックとバーナードハーマンの様に、
タッグを組んで、「殺しのドレス」「ボディダブル」「レイジングケイン」等の名作を生み出しました。
他の作品に、ニコラスローグの「赤い影」、ジョーダンテの「ピラニア」「ハウリング」など。
近年手がけた作品は、スプラッタホラーなどが多数ありますが、あまり良い作品には恵まれていません。
この「キャリー」は、当然ドナジオにとっても出世作で、作品全体的には後の作品の流れを作った意味でオリジナル性に富み、
映像と音楽が実にマッチしており、生かし殺さずの絶妙なバランスが取れた、娯楽映画としては、
とても理想的なサントラになっています。また、劇中あまり印象のないボーカル曲も2曲収録されています。

今回も、ストーリーを特に明記しません。
時間有る時に、なんとなしに観ていただけると、大変、楽しめる映画だと思います。
この映画、当時、試写会で観た記憶が残っています。

このサントラCDは、輸入盤などで、手にいれる事が可能です。
DVDは、レンタル&セルで、いつでも観る事が出来ます。お時間ある時に是非!

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連載  散文詩:「#25/いつしか 僕らは」 by KanaT



 
「いつしか 僕らは」  by KanaT

 
  春の嵐が近づくと
  船乗り達は
  苛立った風に
  帆を上る。

  僕らは
  通りすがった
  季節を横目に
  一つ残らず
  記憶の中へ
  帰してしまう。

  港では
  鈍色の海が
  花化粧を纏い
  淡いまどろみに
  千の物語を紡ぐ

  いつしか
  僕らは
  間違いに気づき
  生まれた場所を探す

  
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