黒澤明の名作「七人の侍」のハリウッドリメイク版映画。
その後、続いて行く「人集め」映画の元になったアメリカ西部劇の名作。また、この映画から60年代活躍した大スターを多く輩出した。
この映画の公開3年後、同じスタージェス監督で、マックイーン、ブロンソン、コバーンの3人が再び揃い「大脱走」が製作された。

スト−リーは、メキシコの貧しい村を襲うカルベラ率いる盗賊達を迎え撃つために、七人のガンマンが集まるといったもの。
原作のキャラクターになぞって、アメリカ版もしっかりとした個性溢れる男たちが勇敢に立ち向かう。
単に勇敢で頼もしいというよりは、それぞれに訳ありの人物像として描かれていて、２時間あっと云う間に観れてしまう。

ここで描かれたキャラクターは、後に、様々な映画でパロディとして使用されていて、特に有名なのは、主演のユル・ブリンナーが、
同じ黒尽くめの格好で現れる「ウエストワールド」や、そのまま笑いのテイストでパロディー化された「サボテンブラザース」等がある。

この作品のサントラは、当時発売されず、「続・荒野の七人」公開時にレコード化されたものがサントラとして流通されていたが、
1990年代後半に、初めて「荒野の七人」としてのサントラがCDでリリースされた。
音楽担当のエルマーバーンスタインは、50年代から60年代にかけて、「十戒」「アラバマ物語」「ハッド」「勇気ある追跡」「モダンミリー」など、数々の名作サントラを手がけているが、70年代後半から2000年代にかけても、新しいフィルムメイカーと組み、
「ゴーストバスターズ」「大逆転」「エデンより彼方に」等々、様々なジャンルの作品で、力強いスコアを書き続けている。
前出の「サボテンブラザーズ」では、自らそのパロディスコアを書き、ファンに絶賛をあびた。

このサントラCDは、輸入盤、国内盤が、中古CD店などで、入手可能です。
DVDは、セル＆レンタル共にリリースされています。お時間ある時に是非！

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