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talk & interview
momentと交流のある方々へのインタビュー
#78
Talk&Interview
MAMALAID RAG (PART4)
2009年、待望のニューシングルを連続リリース中の、
MAMALAID RAG、田中拡邦さんのロングインタビュー。
そのPART4。
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momentに関連したミュージシャン、バンド等を紹介します。
#78
music
特集:種ともこ「雪月花」「カナリヤとおひさまとそれから」
音楽イヴェント「雪月花」から生まれた同名アルバムと、
近年のベストアルバム「カナリヤとおひさまとそれから」を
同時リリースした種ともこさんの特集です。
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#78 CLIP:「月刊:杉 真理」2009年7月号 CLIP:「季刊:藤岡正明」2009年初夏号 CLIP:「RIKUO/リクオ」最新メッセージ(2009年 夏) CLIP:「Norn at Apple Store SHIBUYA : 2009.07.23」 連載コラム:TERA'S SOUNDTRACK REVIEW #78/ 「ORCA」 |
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MAMALAID RAG(PART4)
2009年、待望のニューシングルを連続リリース中のMAMALAID RAG、田中拡邦さんへのロングインタビュー。
そのPART4です。
(2009年6月某日/momentにて/インタビュアー:TERA@moment)
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MAMALAID
RAG (田中拡邦) ロングインタビュー (PART4) Talk&Interview
#78 |
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MAMALAID RAG/田中拡邦 ロングインタビュー (PART4) |
TERA(以下:T):えー、ではPART4です。2006年の「消えた恋」。シングルですね。
MAMALAID
RAG・田中拡邦(以下:M):えーと「消えた恋」。これはずいぶん前に録って出来てたんですけど、中々僕が納得いかなくて発売を渋ってたんですけど、まあ半ば強引に発売させられたというか…。
T:なるほど(笑)。メーカー側の意向とかタイミングで。
M:そう、色んなね、事情がありますからね。スケジュール的なものとか、シングル出してアルバムって流れがあるので、まあその曲を出そうってことになって出した曲ですね。まあ今聴くとそんなに悪くはないんですが。僕がドラム叩いてたりするんでなかなかちょっと演奏に不確かなところがあるんです。そういう「消えた恋」っていう曲と、B面が、なんだっけな…あ、「ふたりで目覚めたら」のCMバージョン。
T:CMバージョンが。
M:これはずいぶん前にCMで流れたバージョンなんですけど、これはいたく気に入ってて。「消えた恋」と相殺するためにここに持ってきたっていう。こっちの出来は素晴らしかったんで。ま、これも僕がドラム叩いてますけど。一分半くらいのバージョンかな。で、確か「消えた恋」にはDVDが付いてて、初の、というか唯一のライブDVD。
T:ライブ映像が付いてる。
M:5曲入りくらいで、2005年のキネマ・クラブでライブやった時の映像が特典でついてると。そういうシングル盤でしたね。
T:このデザインも前回、夢二に傾倒したというあのロゴの。
M:ツタ、ツタ系ですね。
T:そうですね、ツタ系ですね。
M:ツタは大好きですからね。ツタと煙草とコーヒーは大好きです、セットです。
T:(笑)
M:もう1セットいくとボサノヴァまでいく、この辺はセットです(笑)。
T:完璧セットですね。で、同じ時期。春ですね。アルバム「MAMALAID RAG2」。
M:5月?かな
T:4月ですね。
M:4月ですか。
T:これはどんな感じの?
M:んー、これはもうなんだかんだで4年ぶりのフルアルバム。その間ミニアルバム三枚くらい出したり、シングル盤出したり、CMやってたりしてたんで、4年越し、っていうのもあれなんですけど、宣伝文句的に4年越しの、なんてうたってたんですが、ようやくセカンド、と。で、一曲目は「銀の爪」に入ってた「カレンダー」、これ良かったんでもっかい入れようと。それから二曲目は「レイン」。これはシングルっぽい曲が一曲も出来上がったらなかったんで、新たに書き下ろして、シングルっぽいのをでっちあげたっていう曲で。「ふたりで目覚めたら(original
version)」が三曲目。「ふたりで目覚めたら」はこれで3バージョン目なんですけど、元々これが一番最初のバージョンだった、っていう意味で、オリジナルヴァージョン。それから、「HER
MEDITATION」っていうこないだ話したファーストのときに録り損ねたというか、元々録る予定だった曲をここにサビをつけて持ってきたのが「HER MEDITATION」。まあボサノヴァ風な、なかなか気に入ってる曲なんですけど。それから「街灯(electric
version)」。これは再録ヴァージョンで、割とこっちはバンドヴァージョン、エレピ入れたりとか結構ちゃんとアレンジをしているヴァージョンですね。それからーなんだっけ…、「MAMALAID
JAM」、インスト、まあJAMの曲なんですけどスタジオでJAMセッションしながら録ったっていう。まあ完璧にシャレですけどね、「MAMALAID JAM」っていうのは。
T:これのメンバーは?
M:メンバーはあの、セッションプレーヤーの棚沢雅樹さんっていうドラムの人と、僕と、ベースが江口、時々パーカッションに大石まりえさんが。で、あとの楽器は全部僕が、って形でしたね。それから「銀の爪」かな。これも前に収録したバージョンと同じで。それから、江口の新曲、これは僕がドラムを叩いて、江口唯一のリードボーカル曲ですね。なかなかいい出来で。「菜の花」って曲かな。それから「そばにいたい」がここに収録されて、「きみの瞳の中に」もまたさらに収録されて。期間が長いんでその間全部入ってるっていう。
T:ベスト、みたいな感じですね。
M:もうベストですね、これは。あとは「愛の讃歌」。これは新曲なんですけど、ずいぶん前に作った曲ですごく気に入らなくて最後の方に入れたんですけど、出してみたら「これが一番いい」ってみんなに言われた、ちょっと失敗したなっていう曲ですね。
T:なるほど(笑)
M:別にシャンソンの曲とは関係がないんですけど。で、最後は「消えた恋」をもう一回。そういうセカンドアルバム。
T:構成はみんなで曲順とかも決めて?
M:そうですね。
T:今思う、このアルバムについての感想とか印象は?
M:うーん、ファーストと比べてみるのが一番あれなんですけど、まあ、うん少し成熟した感じが出てるんじゃないかなと思うんですけど。とにかくファースト作って、ドラムが抜けたりなんかして、それから新しくドラム入れてまた辞めて、とか、とにかく落ち着かなかったんですよこの四年間が。ファースト出してから。なんとか作っていってるって印象があって、その集大成ということで割りと散漫な印象が正直ありました。でもまあ色んな側面があるもので、そういう寄せ集め的な魅力もなくはない、と。だからまあ僕と江口の知識を駆使してなんとかまとめ上げたと、そういうようなセカンドですかね。まあやっぱりアルバムの前半が聴きどころかな、と思いますけどね。
T:で、シングルカットが「レイン」。
M:あ、そうですね。初めてリカットっていうのをやったんです。で、二曲目に江口との初の共作曲「春の心」っていう曲をレコーディングしまして。三曲目にボーナストラック的に「銀の爪」に入ってた「金色の午后」っていう曲のオリジナルヴァージョンが入ってる。まあリカットシングルにしては面白いシングル盤かなと、いうシングルですね。で、ここで一段落。江口が…、あ、江口も脱退するという、慌しいなんとも落ち着かないバンドですね。
T:これ終わった段階でなんか、田中さんの中に一端なんか節目みたいなもの、というか一段落みたいなものが当時あったんですか?三年前ですが。
M:まあやっと振り回されずに一人でやれるという気持ちと、さてどうしようかな、という、まあ二種類ですよね。とりあえず疲れたので、あまり何にもしないようにしようと、いうことで休止期間に入るんですね。
T:もうライブも全くやらない?
M:いや、それが一人になったら今度アコースティックライブとかで頼まれたりして、でもアコースティックライブっていうのが嫌いで。ところが色んな人に誘われるんでやってましたね。仕事もしないといけませんから(笑)
T:(笑)
M:アルバイトしてたわけじゃないので。ライブやったり、あとはアルバイトといえばCM音楽をやったりして仕事してましたね。それ以外は自宅に引きこもり、ですね。
T:音楽は、家の中で曲作りを?
M:もう常にやってました。常に書いては捨て、書いては捨て。節目を迎えると、こう、次の高みに達したものが出来ないとなんかこう、進めない、というか。半端なものではリスタートできないっていうところがありますんで。悶々としてましたね、そういうCMやなんかの細かいアルバイト的な仕事をしながら。
T:「MAMALAID RAG」のイメージで4年間来たわけで。今までのママラグ音楽があって、「レイン」後「MAMALAID RAG」の次の段階を作り始めた感じだったんですか?
M:うん、その、色んな人に「ソロでやれば?」とか「名義はどうすんの?」とか色んなことを聞かれたんですけど。元々MAMALAID RAGってバンドは、山田、江口、が関わってるバンドで、山田君が抜けた時点で依然としてMAMALAID
RAGと名乗ったわけですよね。ということは、江口が抜けようと、これはMAMALAID RAGでいかないと、山田君に対してちょっとおかしいんじゃないかと。これはいつもみんなで話してたんですけど、「誰がMAMALAID
RAGでもない」と。だから僕がMAMALAID RAGでもないから、僕も脱退するかも知れないっていう(笑)
T:(笑)
M:そのMAMALAID RAGっていう、そういうシチュエーションがあって、母体があって、そこにいるか、いないか、っていう。僕は脱退してないから、じゃあ僕が運営していこう、という。そういう、一番大きなところは山田、江口、田中の3人がオリジナルだった、というそこに端を発していて、だから辞めるまでいる、っていう。だから辞めてもMAMA-RAGはどっかにあって、戻りたい人は戻ってくるかもしれないっていう。
T:もしかしたら、江口さんだけの「MAMALAID RAG」も?(笑)
M:だけ、になったらわかんないですね(笑)そうそう、僕が辞めてね、江口が舞い戻れば、やるかもしれないね。あるかもしれないですね(笑)
T:で、その引きこもってた時に、作り続けてた曲っていうのは色々あったわけですか?今までないようなものとか。
M:うん、テクノっぽいのやったりね、ピコピコやってみたり。とにかく節目、かっこよく言うとブルースっぽく言うと、クロスロードですよね。まあ十字路に差し掛かるとこう、はてどうしたもんか、という決断を迫られて、そこで色んな選択肢が出てきて。まあ一回リセットするわけだから何でもいいわけなんですよね。いきなり、ハウスミュージックをやってもいいわけだし。色んなのを試してみましたね。ブルースっぽいやつやってみたり、ポップスを推し進めてみたり、レゲエをやってみたり。で、悶々とした年が2007年、丸一年続きますね。
T:それで形になりつつあったのが、昨年?
M:2008年ですね。2008年入ってもまだ悶々としてたんですけど、夏ぐらいにそろそろやらねばと思いまして。って僕が思ったわけではなくてあるイベントのライブに誘われたんですね。僕はまだやる気なかったんで断ったんですけど、是非とも、どういう条件でもいいから出てくれ、という風に話を頂いて、ちょっと嫌々出たんですよね。で、やるからにはオリジナルも披露しなきゃいけないし、バンド全員雇わなきゃいけないし、新たにメンバーを、セッションミュージシャンを探さなきゃいけないし。さて、困ったというところで、色んなラインを探っていって最後に残ったのが、久納弘幸くんっていうのがいて、MAMALAID
RAGの前身のクロスウォークの山田君が入る前の一番最初の、受験勉強で辞めちゃった人物なんですけど。
T:ああ、言ってましたね。
M:一番最初の年下の、彼に電話したんですね。そしたら、快諾してくれて。彼は東京の大学に来てジャズ研のサークルで活動したあとで、色んなバンドを転々としてたわけですけど。彼が、まず決まった。彼のラインを辿って、彼に色んなミュージシャンを集めてもらって、彼のラインでバンドが出来上がった。それで、次は新曲だってことで、そのライブに向けて新曲を書いたんですね。三曲くらい出来たんですけど、その一曲が「オフェリア」っていう曲で。すごいいいのが出来たなって思って。で、ライブに望んだんですけど、びっくりしたんですね。お客さんがいっぱい来てくれて。
T:あれですか?キノト?
M:ああ!キノトです!
T:あの時が復活?銀次さんとお邪魔したイヴェントの?
M:そうです、そうです。
T:あそこで初めてだったんですか、「オフェリア」は。
M:うん。
T:初「オフェリア」、聴きましたね。
M:ええ。で、その、最初はオープニングアクトくらいの扱いだろうと思ってたんですよね。そしたらまあ、蓋を開けてみたら僕らのお客さんが一番多くて。結果まあトリにいって。ステージ上がるともう、暖かくて。それがすごく嬉しかったんですね。あー、待ってくれてたんだなって。二年近くほったらかしにしてたんですけど、お客さんを。その2006年の夏以来。だからちょうど2年ですね。そういう風に集まってくれて。それでようやくスイッチが入り、それからレコーディングに入りましたね。「オフェリア」「過ぎ去りし日々」「BLUE
LOVE」「すてきなダンス」などなど色々…。で、色んな体制を整えながら、正式に11月25日に復活、活動再開ライブ、単独ライブを恵比寿で11/25にやりまして、レコーディングも続けつつ年が明けまして、2月5日に吉祥寺でキャパをもっと広げて。
T:GBでしたっけ?
M:GBですね。そこで二回目のワンマン。その間1月には「オフェリア」リリース。で、今まで全然出してなかったんで、ママラグはなんとなくこう「まだ、出さないのか〜」みたいな、「また、延期?」みたいなイメージがあったんです。だから今度は「また出したの?!」っていう、「もういいよ」っていう、しつこいぐらいなことを計画して、1月、3月、5月と計画して、その第一弾が「オフェリア」ですね。
T:「オフェリア」を昨年夏作ったとき、どういう経緯、どういう流れで作ったんですか?
M:昼寝してて、起きたらもう出来てたんですね。頭ん中に出てきたんです。鳴ってたんですメロディーが。ああ、これはいけるな、と思って。ま、そういうことはよくあるんですけど。それで、コードつけて。
T:詞はどんな感じに?
M:詞は、面白い言葉を色々書いてあるノートを持ってるんですけど、そのノートをペラペラみてたら、オフェリアっていうのがあって。
T:過去に、かなり前に書いたもの?
M:そうですね。美しい女性の代名詞みたいなところがあって。ハムレットに出てくる人なんですけど。その中ではもの凄い悲劇で、最後水に身を投げて水死体になるっていう、それは後から知ったんですけど。全然曲とは関係ないですね。曲はもっと平和な…。まあ美しい人っていう。
T:絵とか、色々ありますね。オフェリアものって。
M:そうですね。
T:ジャケットはどんな感じで?
M:ジャケット、初めてこれ、写真は違うんですけど、自分でアートワークをやってみたんです。で、カメラマンが撮ってくれた写真が良かったんで、ああこれもうそのままジャケットにしようと思って。なんかこう、南フランスな感じで(笑)
T:(笑)
M:南仏な、イメージですね。
T:(撮影場所は)日本ですよね、一応?
M:日本ですね。
T:カップリングが…
M:「過ぎ去りし日々」
T:これはいつぐらいに?
M:これはそのライブの当日に作ったんですよ。キノトの。
T:曲、詞とも全部?
M:全部ですね。ライヴでは間違えながらつっかえながら一曲目にやったんですけど、まあなかなか仕上がりが良くて、一枚目はもう自信作にしよう!っていうんで。本当は「過ぎ去りし日々」もA面でどっかで出したいなと思ったくらいの出来だったんですけど、ま、B面に甘んじて、甘んじたと。
T:あれ、復活だったんですね。で、そのあと「空に飛ぶ想い」ですね。これはどんな感じで作ったんですが?
M:これはその復活以降作曲を続けてるときに、ふとギターを持ったら出来てきた曲で、かなりポップに仕上げようと思って、作った曲ですね。まあ、まあまあかな、っていう。
T:やっぱり「オフェリア」の、一枚目からの流れみたいなものを考えているんですか?
M:いや割と考えてなかったですね。
T:全然、別ものみたいな感じ?
M:大体同じ様なものを作れないタイプで、毎回なんか変わっちゃうんですよね。まあ「空に飛ぶ想い」はポップス物、「オフェリア」はルンバ系、次の「すてきなダンス」はオールディーズ系、っていうので。だいぶまた趣きが違いますね。
T:「空に飛ぶ想い」のジャケットはどんなイメージで?
M:これはね、僕写真撮ったんです。まあ、空に飛ぶ想い、かなあって。王道が僕は好きなんで。
T:まんま、いったと(笑)
M:まんまですね。王道好きですね。
T:カップリングが…
M:ええ、インストの「恋の予感」っていう。「恋におちたら」っていうインストが昔あったのでその続編的な、
恋シリーズですね。
T:これも同時期に作った?
M:ですね。
T:で、「すてきなダンス」。先月発売した…。
M:ええこのあいだ、ですね。
T:これはどんな感じで?
M:これは「オフェリア」と一緒に作ったんですけど、まあもともとウエストコースト風な曲を作りたいなと思って作り始めたんですけど、コーラス入れたりなんかしたらオールディーズっぽくなったっていう。一つの、違うタイプの曲を作りたかったっていうくらいのもんで。特にこだわりはないんですけど。まあ久しぶりに、中学生以来くらいにハーモニカを吹きましたね。
T:カップリングが、
M:「BLUE LOVE」これはもうブルージーな、元々ルーツに僕はブルースがあるので、ちょっとブルージーな曲を一曲、と思って。これはかなり時間かけましたね。
T:今年入って、ですか?
M:や、これも「オフェリア」と一緒に作ったんで。
T:昨年の夏以降、と。
M:2008年の暮れにはもう六曲分完成してたんです。そうしないと連続リリース出来ないんで。すごい意欲的でしたね、この時期は。
T:「すてきなダンス」のジャケ、これギターは…いつも使ってるもの?
M:いつも使ってるものです。
T:この写真も自ら撮った写真なんですか?
M:そうですね。なんか昔のベンチャーズとかこういうジャケありましたよね(笑)
T:ありましたね(笑)
M:そういうダサいのにしたくて。
T:いいですよね、逆にね。なんかこう今までのMAMALAID RAGじゃない感じの、シャレっぽい感じでいいですね。好きですね、こういうの。ちょっとわざと外してくる感じが。
M:ただ若い人はこれがシャレだってわかんないでしょうね。
T:ああ、そうかー。「え、なんかダサい」とか(笑)
M:本当にダサい、っていう風にしか分かんないんじゃないかな。これが分かる人は割と音楽通じゃないかなっていう。
T:そうか、音楽聞かない人がそれ見たら、ジャケ買いはしない、と(笑)
M:「なんか、ダサくねー?」みたいな(笑)
T:それいいですね。是非アルバムもコレ系でいって欲しい、って感じがします。
M:分かる人には分かる、っていうのがMAMALAID RAGの一つのテーゼ、ですからね。
T:面白いですね。で、アルバムはこの三枚の曲を含め、なんですか?それとも全くなんか違う感じでいこう、って感じなんですか?
M:今迷い中ですね、そこは。なるべく含めずに、ただあんまり含めなさ過ぎてもなんだから…。
T:今のMAMALAID RAGの匂いみたいなの、ですね。
M:あまりに違っちゃうので、悩みどころで考え中なんですけどね。まあちょっと色々、FROM CRESCENT、っていうバンドの曲をプロデュースしたりなんかして、今忙しくて。
T:それはどういうバンドなんですか?ちょっと話が逸れますが。
M:三人バンドで、新潟のバンドかな。
T:どういった経緯でやることになったんですか?
M:元ソニーのスタッフの人達が、立ち上げた会社があって、そこからもらった話で。一曲やって、口当たりが良かったので、もう一曲またやろう、って流れになってて、自分のMAMARAGはちょっと滞ってる状態、ですね。
T:じゃ、そのアルバム作業が若干ずれるかもしれない?
M:ですね。なので夏と言ってましたが秋ぐらいに…。またこう延期癖がついてきてやばいんですけどねえ(笑)
T:もうファンは慣れてたりするんじゃないですか?(笑)
M:「まあまあまあ」「今年も出るかあやしいぞ」みたいな。そこはちょっと曲げませんけどね。今年は、まあ色々とプランが、アルデンテ エンタープライズにもプランがありますので。
T:ああ、レーベルの代表として。
M:そうですね。
T:いいことですね。まあでも、ちゃんと作りたいですもんね、時間かけてね。 で、MAMALAID RAGのライブの予定とかは?
M:えーと、ただいまアコースティックツアーに入ろうとしてまして。明日渋谷なんですけど。今月二ヶ所、京都と佐賀とやりますね。
T:地元、佐賀。
M:ええ。そのあとは決まってないですね。そろそろワンマンライブをやんなきゃなって思うんですけど、まあ、レコーディングもあるし、どうしようかなって。まあライブに誘われたりとかもしてるんですけど、ちょっとお断りなんかもしたりして。あと、銀次さんのツアーもありますね。
T:あ、7月25日、横浜サムズアップ、よろしくお願いします。
M:よろしくお願いします。
T:またそこでは、オリジナルと合わせて、カバーもので共演も2曲ほど。
M:はい。
T:前回、なにやりましたっけ? 確か、、、はっぴいえんどの「12月の雨の日」ですね。
M:と、CCR。
T:CCR。あれはよかったですね。
M:よかったですね。
T:ちょうど、鈴木茂さんが。あの、直後で。はっぴいえんどトークを二人で。
M:あれはかなりレアなトークでしたね(笑)
T:レアなトーク(笑)でしたね。
M:はっぴいえんど回りの本人が語る…(笑)。
T:そうそう(笑)たぶん次回も楽しいトークとか、また面白い展開が。
M:ですね。
T:ビートルズカバーとか?
M:うん。いいと思います。
T:ライブでカバーはやらないんですか?
M:最近はあまりやってないですね。自分のオリジナルで完結させたいっていう気持ちがあって。
T:後は何かありますか?活動の事とか。
M:いや、そんなとこですね。
T:では、そのプロデュースものと、アルバム制作と。
M:ですね。まあ、あと、3月4月もやってたんですけど、ギタリストとして呼ばれることもあって、そういうのもまた間に入ってきちゃったりするんで。
T:なるほど。では、また今後もコラボとか、お世話になると思いますが、よろしくお願いします。
M:よろしくお願いします。
T:今回は、長々と、ロングインタビューありがとうございました。
M:いえいえ。いやー終わったー(笑)。
T:(笑)
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今年2009年、久しぶりの新音源を連発するママレイドラグ。 |
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