special issue : 特集:「SHOKO SAWADA -25th Anniversary-」


7/30の「moment jam session #3」に参加していただいた沢田聖子さんが、今年、デビュー25年を迎えられました。今回、その特集として、25年ツアーや、ニューアルバム『History ll』についての話を中心のインタビューとツアー映像の一部とファンの方へのメッセージ映像を配信いたします。


 特集1  沢田聖子「25th Anniversary」インタビュー


Q:デビュー25年という事で、今のお気持ちを聞かせてください。

S:そうですね、25年。やっぱり長かったですね。振り返るとほんとに色んな事が、喜怒哀楽ありまして、よくここまで年月を重ねてこられたなと、自分にも褒めてあげたいですけれども、やっぱり何より、周りで支えてくれているスタッフがあってこその25年だなという事は、ほんとに痛感しています。

Q:10月21日に『History ll』というアルバムが出るんですけれども、内容はどういう感じになっているんでしょうか?

S:もう、素晴らしい内容なんです。(笑)一言で言うと。何年か前に『History』というベスト盤を出しまして、その時は2枚組のCDだったんですね。デビューした時から、数年前ぐらいまでの楽曲をピックアップして、当時のエピソードも、曲ごとに書いたりしたんですけど、それが好評で。それに続く第2弾を出そうという事で『History ll』を。今回の場合は1980年代の半ばぐらいから最近のアルバムの曲と、1曲書き下ろしを。「誕生」という曲なんですけど、それを含めて15曲のCDプラス、今回は何と!71分!トータル71分という、かなり長編力作のDVDも付いてまして、これで3800円!超お買い得ですね。これは絶対に買わなきゃ駄目でしょうっていう感じの、非常に内容の濃い『History ll』になっています。

Q:『History ll』の中で、今回、書き下ろした曲「誕生」について教えてください。

S:「誕生」というタイトルはですね、シンガーソングライターとして誕生して25年という「誕生」も含まれているし、あとはもちろん両親によって沢田聖子という私の生命が「誕生」したという意味も含まれています。若い頃は私ひとりで生きてきたんだみたいな事を意気がっていた時期もありましたが、結局は沢山の人たちの手によって、みんな生まれてきて、生まれた後も、沢山の人達に助けられながら、支えられながら生かされているんだなという事を感じました。ただ単に、呼吸をして生きているという訳ではなく、ほんとに色んな人達との縁が複雑に絡み合って生かされて、みんなそれぞれの場所に誕生しているんだな、存在しているんだなという事を、すごく感じるんですね。毎年、お誕生日の時に、バースデーライブというのをやっているんですけど、数年ぐらい前から、お誕生日は「おめでとう!」って言われる為にあるんではなく、日頃周りの人たちにおごった気持ちで過ごしている訳で、健康に笑顔でお誕生日を迎えられたという事が、ある意味、奇跡に近いことかもしれないと。「独りでは生きてこられなかった、皆がいたから、またお誕生日を迎える事が出来たんです、ほんとに皆どうもありがとう」っていう、反対に周りの人たちに粗品でも渡しながら、感謝をしなければいけないのが誕生日の意味なんじゃないかという風に変わってきたんですね。小さい頃は、誕生日が来るとプレゼントをもらえたり、ごちそうを食べられたりという事が、本当に楽しみで、してもらうばっかりの誕生日という意味合いから、反対に周りの人たちにお返しをしなければいけないものが、その誕生日の意味、定義というような風に変わってきたんです。そういったものも、全部ひっくるめて、誕生しているという事に感謝をしなきゃいけないなという意味で作った曲です。

Q:71分のDVDの見どころを教えてください。

S:もうDVDの見どころは最初から最後まで全部です。私が一番喜んでいるファンだと思うんですけれども、とにかくもう、すべて素晴らしいショットばかりの編集になっています。今回の春から夏に行った全国ツアー、33ヵ所回ったんですけれども、それがメインで、バックステージでの、楽屋での表情も沢山入っています。あとは、場所を変えて、改めて今回のツアーを振り返ったりとか、今までの音楽生活だったり、今後の抱負だったりというような事も、インタビュー形式で答えているので、すべてがスペシャルなんですね。で、中に、ほんとにスペシャル中のスペシャルな映像がちょびっと入っておりまして、実は本邦初公開の1987年の映像も入っていまして、これはもう、今まで支えてくれていたファンの皆さんに、ほんとに感謝の気持ちでおまけ映像をちょっと入れていますので、是非、これで涙していただきたいと思っております。もうすごく素敵な作品になっています。71分があっという間に終わってしまう内容になっていますので、ぜひ、ファンの方はもちろん、そうじゃない方もですね、見ていただきたいと思ってます。

Q:その25周年ツアーの続きになる、10月9日スタートのライブツアーに関して、今回の見どころ、内容を教えて下さい。

S:10月9日の沖縄からスタートして、11月28日(日)の東京・二子玉川アレーナホールが千秋楽になるんですが、今回は全部で12ヵ所のツアーです。サポートメンバーが全くなく、独りきりのライブです。ピアノとギターの弾き語りライブで、また懐かしい曲から、「誕生」と、新しい曲まで、色々と弾き語りで聴いていただこうと思っています。いつもアットホームな感じなんで、メンバーがいてもほんとうに小編成なんですけれども、より今回はひとりという事で、皆が反対に盛り上げてくれるように、宜しくお願いします。また楽しく、ラフなライブになればいいなと思っています。

Q:最後に、あらためて2004年という年を振り返って想う事。また来年からの何か抱負は?

S:今年は、とにかくいい年でした。まだ終わってないんですけれども、「2004年」というのが、スペシャルな事ばかりでしたね。春から夏の全国ツアーも久しぶりに巡れて、楽しい出来事、出会いがいっぱいあったし、あとは夏にファンクラブのイベントでサイパンに宿泊イベントで行ったんです。みんなでビーチバーベキューをやっている時にスタッフの粋なはからいで、花火が250発!25年にちなんで。最初「25発にしちゃおうかな」と思ったらしいんですが、25発だと余りにばんばんばんで終わっちゃうんで、かといって2500発もする予算はないという事で、250発を。すごかったですね。最初、ぼんぼんぼんって上がった時に、ホテルの方が特別にやってくださったのかな?なんて思ったんですけど、結構長い間、ずっと続いてたんで、これは最初からスタッフが仕込んだんだなと思い、今までいろんな花火を見てきたんですが、自分の為だけに打ち上げ花火が上がったというのは、生まれて初めての経験で、多分、最初で最後であろうという経験で、ほんとに「わー、なんて幸せなんだろう」と、涙ぐみながらですね、見上げた花火。この夏のピカイチの思い出になったんですね。秋からのツアーもあるし、年末までイベントや、いろいろいろいろ、ぎっしりと2004年は詰まりに詰まった1年で、本当に充実していました。ちょっと働き過ぎかなっていうところもあったので、来年はですね、ちょっとプライベートな時間を取りたいと、個人的には思っています。海外も旅行したいところはいっぱいあるんですけども、国内でもいい所はいっぱいあるので、例えば屋久島に行ったりとか、四万十川に行ったりとかですね、佐渡島に行ったりとか、ほんとに国内でも知らない事がいっぱい、まだまだあるので、来年は、プライベートを充実させて、個人としての勉強もしたいなと。そしてまた、いっぱい自然から吸収したものを音楽に反映できればいいなと思っています。年内いっぱいは、もう、馬のように(笑)走りますが、来年は、ちょっと客観的に自分をもう一度見つめなおしていきたいなと思っています。

END

 特集2  「25th Anniversary」スペシャル映像



「shoko sawada -25th Anniversary- Live&Message」

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 特集3  ニューアルバム『History ll』について

大好評だった『History』に続く、沢田さんご本人選曲のメモリアルベストアルバムです。
25周年の33ケ所全国ツアーのオフショット&コメント収録のDVDとの、2枚組BOX仕様!


『History ll』(CRCP-20362)
2004/10/21Release !



01.風の予感
02.約束
03.そよかぜの中で
04.雨
05.my song
06.祈り
07.風を感じて
08.一緒に暮そー!
09.二人の明日
10.親愛なる人へ
11.ナンクルナイサ
12.息子からの伝言
13.雨ノチ晴レ。
14.シオン-2004 Version-
15.誕生

 特集4  「In My Heart Concert Tour-25th Anniversary-・弾き語りツアー」日程

2004年 10月16日(土) 岡山・MO:GLA/19:30start/(問)夢番地 岡山 086-231-3531
  10月17日(日) 広島・ネオポリスホール/17:00start/(問) 夢番地 広島 082-249-3571
  10月31日(日) 札幌・PENNY LANE 24 /17:00start/(問)ウエス 011-614-9999
  11月03日(祝) 鬼首(宮城)・鬼の蔵/15:00start/(問)SMC 03-5300-9641
  11月06日(土) 宇都宮・VOGUE/19:00start/(問)フリップサイド 宇都宮 028-633-1009
  11月13日(土) 熊谷・VOGUE/19:00start/(問)フリップサイド 03-3470-9999
  11月14日(日) 福岡・ビブレホール/17:30start/(問)ビーアイシー 092-713-6085
  11月21日(日) 名古屋・ボトムライン/17:30start/(問)サンデーフォーク 052-320-9100
  11月22日(月) 京都・都雅都雅/19:00start/(問)ナウ・ウエスト・ワン 075-252-5150
  11月23日(祝) 大阪・バナナホール/17:30start/(問)サウンドクリエーター 06-6357-4400
  11月28日(日) 東京・二子玉川アレーナ/17:30start/(問)フリップサイド 03-3470-9999

 特集5  あとがき (TERA@moment)

7/30のmomentイベントに参加していただきました事に合わせまして、ニューアルバム『History ll』に付いているDVDの製作を、
今回、momentで任させていただきました事、SMCの村さん、はじめ、SMCスタッフの方々には、とても感謝しています。
限りなくコラボレーションに近い形で参加出来た事も嬉しかったです。
というのは、ほぼ素材の大半が、SMCスタッフの撮影によるものであり、何と33カ所に及ぶ、ツアー全体の素材テープが、40時間以上も。
その為、編集をしながらツアーに同行した気分を味わせていただきました。「今日、沖縄を去らねばならない」「台風だ!」「やっと15ケ所終了した」等、不思議な体感をしながらの編集も、なかなか味わいある経験になりました。完成したDVDには、とても充分、満足のいく点数は付けられるものの、いつかは実際に、彼らとの日本一周をしてみたいものだと思っています。

現在の沢田さんの音楽活動のペースやその環境は、とても理想的な形だと。
そのスタッフ1人1人が、沢山の愛情を持って活動していて、見事でした。
momentにとって、今後の「勇気」を持たせてくれた作業であったと、
今、感じています。

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過去の沢田聖子さんのインタビューは、バックナンバー#18にて掲載中です。

また、沢田聖子さんの詳しいインフォメーションは、
「沢田聖子」オフィシャルHP (http://www.smc-group.com/shoko/)
まで