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新着情報:「塚元香名オリジナルCD/『0号』/3曲入り」
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momentと交流のある方々へのインタビュー
#43
古村敏比古(PART2)
1980年代からの浜田省吾とのツアー等、
幅広く色々なアーティスト、ミュージシャンと交流を持ち、
多岐に渡る音楽活動を続けているサックス奏者の古村敏比古さん、ロングインタビューのPART2です。
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momentに関連したミュージシャン、バンド等を紹介します。
#43
池上英樹
日本のみならず、フランス、ドイツ等に単身乗り込み、
独自のやり方で、幅広いフィールドにて音楽活動を展開。
'06年夏、初の音源としてオリジナルDVDを発表する、
打楽器奏者の池上英樹さんのロングインタビューです。
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#43 CLIP:「岩澤幸矢&Aisa/夢の島ベアフットコンサート〜Wish Flower〜」 CLIP:「月刊ピカソvol.12/Official Bootleg Live PART1」 CLIP:「大谷レイブン/PV『RAZOR BOOGIE』」 CD:「日向敏文/ニューアルバム『ISIS 2』」 連載コラム:TERA'S SOUNDTRACK REVIEW #43 散文詩:「#13/朝が来て」 KanaT |
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古村敏比古(PART2)
1980年代からの浜田省吾とのツアー等、幅広く色々なアーティスト、ミュージシャンと交流を持ち、
多岐に渡る音楽活動を続けているサックス奏者、古村敏比古さんのロングインタビュー、そのPART2です!
(2006年4月10日/世田谷momentにて/インタビュアー:TERA@moment)
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古村敏比古 (Toshihiko Furumura) 基本的には、Sax Player。 |
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古村敏比古インタビュー(PART2) |
TERA(以下:T):ここからPART2ですが。そのソロアルバム、1枚目のタイトルは。
古村 (以下:F):「ジプシープラネット」ってやつなんですけど。
T:ジプシープラネットっていうタイトルは?
F:ジプシープラネットっていうのは、ジプシーブラッドっていうタイトルの曲を入れてて、その流れでジプシーブラッドって昔そういうバンドがあったんですけど、そうですね。うん。まあ、ほとんど自分でできるだけ楽器も自分でやるような感じで。当然ポップではなかったわけで。2枚目はちょっとこういろいろとアレンジメントも普通に協力してもらいつつ。
T:次は「セカンドウィンド」。
F:セカンドウィンドは、うん、ポップだったかな、割と。
T:歌とかは?
F:歌もちょこっと、毎回アルバムに1曲ぐらい入れてて。詞も書くんですけどね。変な詞なんだけど。確か、もっとポップにしろって言われたんだよな。
T:セカンドの後は?
F:セカンドの一番最後の曲に三連のプログレを一曲入れてしまったんで、それがどうもいけなかったみたいで。それで、3枚目はさらにポップというか、「馬耳東風」っていうんだけど、割と、はい。なかなかポップなんじゃないでしょうか。
T:そうですね。4枚目は?
F:4枚目で、もう思いっきりプログレしてしまいまして、はい。それで、くびになりました。(笑)その時、ドラムをしーたかも叩いてもらったりとか。
T:4枚目はバンドっぽく。
F:うん。基本的に、ソロのバンドっていうのは、今、古川村を一緒にやってる望君がギターで、あと梁邦彦がいて、ベースが関さんで、ドラムが山田ワタルっていう、でパーカッションがマック清水だったんですけど、4枚目だけちょっとドラムをしーたかにやってもらって、あまり変拍子すると山田ワタルが怒るもんで。1曲目ものすごく長い曲があるんですよ。それ一遍にやったからな。頭とけつで全然テンポ違うんだけどいっかみたいな感じで。
T:ソロを出した時の周りの反応って、どんな感じでした。
F:もう、よかったですよ。まあ。好きなことやってたし。でもね、考えてみればこんな話をここでしていいのかどうかわからないけど、バブルが、だからこそ出来たっていうか、その頃にいた事務所の社長も、レコード会社から散々金ふんだくってコンサートにつぎ込んでみたいな事で、おれもあれだったんだけど。そうだね。
T:じゃあ、割とリリースに合わせてソロライブを。
F:東名阪は。
T:押さえて。
F:うん。1枚目の時は東京だけで、2枚目、3枚目のときは東名阪回りましたね。
T:やっぱりサポートのツアーと、自分のソロのツアーっていうか、その辺って違うもんですか。
F:やっぱ大変ですよね。うん。気をつかってたかな。楽しんでやってましたけどね、その辺は。バンドでツアーするって、移動だけで金かかっちゃうし、今考えれば、よくやったなみたいな感じのところで。わかっちゃいましたけどね、音は大丈夫かなっていう感じは。ライブハウスですからね、よっぽどあれじゃないと。そういうのもあって最近やってるのは、自分1人で行けちゃうようなソロで行っちゃうとか、あと望君と2人でやったりとか、カンフルも町支君と2人ですからね。もちろんバンドじゃないから、その分オケ使ったり。古川村の場合はそういうのないくても、完璧なデュオなんですけど、身軽に行けたほうがいいかなみたいな。でも、それはそれで楽しいンですけどね、全然。
T:で、90年代前半は5枚あって、後半っていうのはどういう流れっていうか。
F:何だっけ。
T:浜田さんのツアーはあると思うんですけど。
F:浜田さんのツアー……。
T:あれですか、やっぱりCDはつくらなかったけど、ツアーみたいもの、ソロツアーみたいなものは。
F:あんまりやれなかったしね、できなかったから、1人でやるという発想まで行ってなくて、サウンドストリートシリーズ出すのは2000年ぐらいだと思ったンだよな、多分。
T:そうですね、2000年からですね。
F:そこまでは、何やってたんだっけ。織田ともやっぱりツアーまた再開して。あと、織田と2人で、やっぱりアコースティックライブみたいなのをやってて。それはまた面白かったんだよな。やはり身軽にしていろんなところ行こうよっていう感じで、行ったことないようなところいっぱい行ったしね。その時、一緒に大友さんのツアー回ったりしたんだよな。浜田さんもだんだん休みがちになってきますから、今年どうしよう、仕事ないとかっていうようなときもあったし。うまいぐあいに玉置さんのツアーが入ったりとか、いきなり美奈子さんのコンサートやらされたりとか、恐かったな。楽しかったけど。うん。
T:DSL(ドクターストレンジラブ)にも90年代中盤ぐらいにライブ参加してますね。
F:そうだね。
T:DSLはどんな感じなんですか?
F:DSLは、楽しそうだなっていうか、やっぱ僕もしーたかと仲よかったから、バンドやってんだ、どういうのなのって。「3人じゃ何かと大変だろうからやらせろ」みたいな感じで、「ギャラはいいから福岡連れてけ」みたいな感じで。福岡とパーステだけやったんですね。福岡の時はおれだけで、パワーステーションの時はユウタ君がいたのかな。ソロでもパワステはやったんだよな。あれは面白かったな。あれ、92年か93年か。
T:ちょうどパワステががーっと来てた時ですよね。
F:パワステ2デイズやりましたよ。ゲストボーカル、1日目が金子マリさんで、2日目が坪倉ユリコっていう、あれは面白かったですよ。今でもビデオありますけど。それで、まあ、事務所的にはアロハ行ったり、アロハの五郎ちゃんに、サカキさんが一緒にやりたがってるから行きなよってDB行って、DBで1回だけライブやらせてもらって、「ま、いっかな」みたいな感じ。1人の方が楽だなみたいな感じになっちゃって。その時にスリルの連中も知り合ったからよかったんだけど。その辺かな。(中島)みゆきさんのツアーも2、3回やってるんだよね。
T:90年代入ってコンスタントに中島さんと?
F:90年代の最初の方だと思うな。後半はみゆきさんからお声がかからなくなり、サックス要らないんだもんとか言われちゃって。(笑)玉置さんもやったり。それで、98年。そうだな。98年から始まるのか。
T:そうですね、98年ぐらいからまた浜田さんの長いツアーがありますよね。
F:98年から2001年までやるやつ。
T:福田さんとか、岡沢さんとかと。
F:うん。
T:2000年入って、「サウンドストリートシリーズ」ですよね。
F:福岡の友人がいまして、その人が紹介してくれたラジオの製作の人が、福岡の町歩いて軽くトークしながら、インタビューとかしながらそこら辺で会った人に話聞きながら、イメージで曲をつくるという大胆な、無謀な、毎週1曲みたいな。だから、3年やりましたから、150曲ぐらい、そりゃ同じような曲いっぱいあるでしょうね。(笑)
T:1枚に12、3曲入ってるのは、これ3か月分ずつみたいな感じ。
F:全部が全部入れたわけじゃなくて、どうしようもない曲もいっぱいありましたから。
T:なるほど。
F:入れたのも結構どうしようもなかったりしてるんだけど。その辺で、ちょっと、僕の場合ウィンドウズなんですけど、手軽にサックス録音できて、ミディも使わないで、オーディオインターフェースつないだだけで、ピョッピョッピョッとコンピューターにとって、ちょこちょこっといろいろ後からつけて、CDにしたりとか、うん。
T:これ、実際に歩くわけですか。福岡の町を。
F:うん。歩いて、なんか、神社の宮司さんに話聞いたりとか、あとは何だろうな。福岡ドームの支配人みたいな人に会ったりとか、シーフォークか、ホテルの。スポンサーが明太子のフクヤなんですけど、どうしようもないときはフクヤの中州店とか行って、こんちわとか言いながら。
T:これ、まとめどりですか。じゃなくて1週間に1回なんですか。
F:月1で行って。4、5回とって。やってましたね。
T:おもしろいですよね。
F:そのサウンドストリートつくる前だよな。DSLじゃなくてDLBっていうバンドやってたんですよ。1枚しかアルバム出してないですけど。織田と。美久月千晴と小田原豊と4人で。まあ、バンドっていっても、基本的に織田が仕切りなんですけど、あれはかっこよかったんですよ。2回ぐらいツアーやって。
T:それが90年代後半になるんですかね。
F:サウンドストリートやる前じゃなかったかな。
T:それはメジャーから1枚出てるんですか。
F:うん。ズートレックっていうレーベル、エイベックスので出てます。
T:ドントルックバック。これは、織田さんがつけた名前ですか。
F:ボストンみたいだけど。
T:でも、休止中って書いてますね。まだ解散はしてない。
F:解散はしてはいないけど。そのDLBやった後に、織田は事故でスペインで締められまして声帯がいかれちゃって、声も音域が随分下がっちゃったのね。昔はどっちかというとああ見えてメタラーな声が出せるやつだったんですけど、逆に最近は渋めな、トムウェイツ方面に走って。だから、もう、DLBっていうバンドは、何がでかいって織田のギターが一番でかくて、小田原君のギターもかすんで聞こえないような。要するにギタリストのね、長田もそうだけど、ハウる寸前のこの感じがいいんだよ。ここまで大きい音を出さないとこの音は出ないって言うじゃないですか。そういう世界で、今あいつはとても歌えないだろうから。うん。最近、織田とやるときは、またことしもあるんですけど、6月に。あいつがアコギ弾いたり、ピアノ弾いたりして、僕がサックスで、あと四家卯大っていうチェロが入って。パーカッションが入るのかな、どうなのかわからないけど。チェロとサックスっておもしろいですよ。
T:おもしろいですよね。
F:えっと、6月、デュオでやるのかな。織田はもう10年以上新譜を出してなくて。
T:そうですか。長いですね。
F:でも、実は2枚、ほとんどできてるんですけど、1、2曲詞がないのと、こんな話ししてもいけないんだけど、何か今度とりあえず、どっかと契約できるみたいなんだけど、そのアルバムを出す前に、(織田哲郎としては)作曲家としてのイメージが強いから、セルフカバーみたいなものを先に出せか何か言われて。うまくいけば秋ぐらいに、またちょっと動くのかな。どうかな。あいつのことだからな。
T:でも、出したらツアーとか、また。
F:うん。
T:ことし後半は浜田さんのツアーも。
F:まあ、そんなにきついスケジュールじゃないし、うまく間を。
T:で、サウンドストリートの後、「古川村」ですよね。そうですね。「古川村」結成の経緯は。
F:えっとね、99年かな、あれは。やっぱり僕のことを呼んでくれる人がいまして、ライブやってくれみたいな。それが松本にあります四柱神社っていう神社の何とか奉納祭みたいな、それの要するに境内でやってくれっていう話があって、えって。で、どうしようかなって、まだカラオケという発想もなかったので、望君に頼んで、でも望君1人じゃつらいよねっていうんで、あと加納ヨシアキというギタリストがいるんですけど、チャゲアスとかやってる、加納ちゃんと3人で「ゲンカク3重奏団」っていうものを結成しまして。
T:加納さんって長田さんと同級生の。
F:そうそう。そういうつながりもあるんですけど、最初3人でやって、おれがソロつくった後も、自分、あれどういう形でやってたんだっけな。自分でカラオケスタイルの時とうまくタイミングが合えば望君とか、加納ちゃん呼んで3人でやったりとかっていう形もやってたんですけど、2002年ぐらいなのかな、1年かな、その前の年だと思うんですけど、やっぱり3人で中国方面のツアー行って、広島と岡山やって、鳥取が入ってて、広島と岡山は3人でやったんだけど、鳥取の日は加納ちゃんが帰らなきゃいけないっていうんで、チャゲアスが入ってて。しようがないから2人でやろうかっていうところがそもそもの始まりっていうか。もともと望君とは、もうすごいツーカーといいますか、プログレ友達というか、話が前戻っちゃうけど、セカンドウィンドっていうアルバムの時、初めて梁君の紹介で来てもらって、ギター弾いてもらって。もう、ベタボレですよ。で、2人なんだけど、この2人でもスケジュール調整が難しい。忙しいから。実はあしたからも2人でスタジオ入って、今はカバーをやってるんですよ。
T:どういう感じの。
F:割と普通な、ありがちなところでタイムアフタータイムみたいな曲やったりしてるんですけど、最近ちょっとお互いの趣味が高じまして、イエスを2人でやったりとか、イエスのドウスという曲を2人でやったりとか、クリムゾンのエグザイルという曲があるんですけど、めちゃめちゃですね。
T:じゃあ、それ3枚目ということですか。
F:今製作中です。いつできるかともわからないし、ええ。
T:でも、最初の2枚はあれですよね。お互いにお互いの曲を出し合ってっていうかんじですよね。これ、やっぱりサウンドストリートでつくった曲とかも入ってたりするんですか。
F:うん。入ってる。でつくった曲も入ってるし、逆に自分のソロ時代の曲も2人でリメイクしてみたりっていう曲もあるし。
T:セルフカバーみたいな。
F:うん。
T:それと並行して、奥の細道シリーズ。
F:サウンドストリート以降、やっぱり何かぷらぷら歩いてて浮かぶメロディといいますか、そういうので。
T:そういう意味合いで奥の。
F:奥の細道には至らないみたいな。だんだん細くなっていく。おまえ、遠いぞ、ここは。どこがやねんっていう。
T:(笑)なるほど。これは、完全に1人なんですか。
F:ベースだけ岡沢茂が参加してくれて、何曲か。やっぱ茂ちゃんが入るだけでぐっと生っぽくなるんで。すごいグルーブが出てくるんで。
T:2枚ともOSがサポートで。
F:うん。全曲じゃないですけど。
T:これはどういうところでとってるんですか、レコーディングというか。収録は。
F:BSTの空いてるときとか、それもプロトゥールスとか全然使ってないですから、いんちきなアシッドっていうソフトでとってるだけで。スタジオでなくても、まあ、音が出せれば、ノートとオーディオインターフェースとマイクだけで、ピョッピョッピョッと。あとは。
T:結構、合間、合間で仕上げていくっていうか、集中してか。
F:あんまり、ただ、僕の場合は、今回そのアルバムも茶色っぽいほうのやつも最近出したんですけど、ハラホロヒレハレってなんだかよくわからないタイトルなんですけど、それも去年の秋ぐらいの段階でできそうかなっていう感じで、浜田さんのツアーで行く先々、ライブ会場ブッキングしてきました。マメに。各地のイベンターさんに、ちょっと2月、3月でやらせてよとか、ないとかって。あと、お店にじかに行って、ここあいてないって、自分でスケジュール、この間福岡、広島、大阪って3レンチャンの組んできて、そういうのあったから、先月はあれだったんですけど。とはいったものの、2月の25日にイクスピアリっていうところを、まず去年入れて、そこまでにそのCDをリリースしたいみたいな。ということはその1か月ぐらい前にはつくらないといけない。1月中に。ことし1月入ってから、もうそれにかかりっきりで。
T:ツアーはOSも一緒なんですか。
F:ツアーのときはまるっきり1人で。うん。
T:ジャケットとかはどんな感じで。
F:その辺も、福岡の友人が。
T:この古川村と一緒で。
F:なんでも出来ちゃうんですよ。写真もイラストも。
T:凄いですね。プレスは?
F:プレスとかはこっちでやって。こんな話もしてもしようがないんだけど、古川村の1枚目だけバーコードがついてるんですよね。一応流通にも出そうかなと思ったんだけど、なかなか。一応出したんですけど、ちゃんとできなくて、めんどくさくなって、300枚返ってこないんだよな。
売れても半分持ってかれちゃいますからね。何だったら地道に手売りとネット販売でいいかなと。ネット販売も、うちゆるいですから、商品先渡しですから。あとここに振り込んでみたいな。
T:浜田さんとか、織田さんとかのライブ会場で買えたりとかするんですか。
F:浜田さんの場合は、ファンクラブのイベントのときはやってくれたけど、普通のときはね、カンフルだけ売ってもらったんだけど。織田のときも、結構売ってもらいましたね。要するに、看板が織田なり、織田の場合、ちょうどズートレックと、ズートレックって、エイベックスと別れちゃってたから、あいつもインディーズで何枚か出してるんですけど、アルバムじゃないんだけど、割と見にアルバムっぽいやつ。それをインディーズの形で出してて、インディーズですから、大体CDの即売っていうのは、その地のレコード屋さんが入ったりとか、そういう風になるとちょっと面倒くさいんで、向こうもインディーズだから、ついでに置かせて結構売っていただきましたけど。あと、古川村の、こっちの2枚目のほうは、浜田さんの映画があるんですよ、去年つくった。短編映画みたいなやつ。自分の曲のイメージの。トゥーラブっていう、短編2つの映画があって。その映画でサントラで使ってもらいまして上映会みたいのにずっとCDも販売していただきました。
T:映画には何曲か入ってるんですか?
F:「ハロウィンランプ」っていう曲と、「ドリームボートアニー」っていう曲を使ってもらってるんですけど。
T:見てみたいですね。今、その古川村が3枚目で。
F:うん。で、カンフル罪もやってるんで。
T:カンフル罪のきっかけというか、そもそもの始まりっていうか。
F:だから、やっぱソロでツアーとか回ってて、身軽ですから、それでやっぱりライブやるっていうことはもちろん大事なんだけど、旅に出てやるっていうことが大事なんですよ、僕の場合。東京でやるのあんまり好きじゃないんですよ。何でかっていうと、自分の車で行って酒も飲まずに帰ってくるのがいやだから。旅先だったらね、まあ、一応ホテル代かかっちゃいますけど。
T:もう宿に戻るだけですからね。
F:というノリで、福岡でとあるイベンターが組んでくれまして、古村ツーデイズっていうのやろうって。そんなことできるのって。ゲストに1日目町支寛二、2日目織田哲郎でやろうよって。来るかなーって、「福岡来る?」って言ったら、行くって2人とも。織田の方はね、いつも2人でやってるから、「町支君やってくれる」、「じゃあ、福岡好きですから、あの人も」。で、そのときは、お互いの曲をやったり、町支君の曲に僕が入ったりとか、僕の曲にギター入ったりとか、そういう感じで進めてたんですけど、やっぱり町支君も浜田さんのツアーがないとツアー出ないから、行きたいよねって。ツアー行きたいなって。福岡、札幌行きたいよねみたいな。じゃあ、行きましょうよって感じで、お互いにオリジナル持ち寄る形から、今度2人で曲をつくるみたいな。僕がつくった何か曲に、何かつなげてくれたりとか、向こうがつくった曲に、今はもうデータで交換できるじゃないですか、音源が。向こうから来たやつに自分でサックスのセクション入れたりとか、そういうのも交換しながら、それも去年やっとできて、ツアー3回目にしてアルバムで。
T:すごいですよね。
F:今年もやるんだけど、今年はちょっと間に合わないかな。
T:古川村と比べると、何かすごいポップっていうか、華やかっていうか、明るいイメージですよね。
F:っていうか、歌なんですよ。もう、何ていうんですか、僕も歌ってますし、インストじゃないですから、うん。どっちかというと古川村っていうのはデュオって感じで、カンフル罪っていうのはユニットって感じですかね。どこが違うんでしょうね。(笑)うん。
T:何となくわかるような。このアルバムのジャケットとか、2人で考えるわけですか。
F:カンフル罪の? それは僕じゃないです。それは兄貴が勝手に。
T:そういう事ですか。
F:兄貴はおっぱいフェチなんですよ。
T:そこから来てるわけですね。
F:僕は「お尻のほうがいい」って言ったら、裏側をお尻にしたんですけどね。「これ、ただのエッチDVDだろ、これ」って。(笑)まずかろう。これね、浜田さんの去年のセンターステージとか行くとお客さんがこのジャケット買ってるのみると、「おーっ」て、結構、2人で恥ずかしい。(笑)
T:いやあ、何かいい感じですよね。どこにもない感じですよね。
F:はい。(笑)
T:でも、ライブはすごい盛況で、いつも盛り上がってるらしいと、OS(岡沢茂)には聞いてるんですけど。
F:やっぱオケ使うんですけど、2人ですから、何ていうかな、ソロでオケ使ってやるのと、2人でオケ使ってやるのと全然違うんですよね、やっぱね。かなりライブ感増すわけですよ。2倍ぐらいじゃなくて。1人でオケ使ってると、オナニーしてるみたいな感じだけど、割と2人で使うとちゃんとセックスになってるなって。これもよくないな、この辺は。それで、町支君とやる場合、全然オケを使わないこともできますし、2人で。で、やっぱ歌うまいですから、兄貴は。おれの歌もちゃんとディレクションしていただいていますので。そうですね。
T:これもあれですか。これからまた曲づくりとか。
F:さすがに今ネタ切れで何とかしようと思ってるんだけど、ぜひ今度来てください。
T:じゃあ、割とことしも結構忙しそうですね。
F:いや、今一段落ついたところで、でもカンフルのレコーディングもしなければいけないし、どこまでつくれるかなみたいな。
T:あと、丸山(圭子)さんのライブもありますね。
F:8月12日にイクスピアリで。
T:そうですね。長々とお話を聞かせていただいて、ありがとうございました。
F:こんな感じでよかったんでしょうか。
T:はい。大丈夫です。ありがとうございました。
F:ありがとうございました。
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古村敏比古さんについて詳しいインフォメーションは、オフィシャルHP(http://www.meg-pro.com/hocuspocus/)まで。