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momentが注目したカルチャーやイベント情報、コラム等掲載のNEWS MAGAZINEです。

#43
contents
CLIP:「岩澤幸矢&Aisa/夢の島ベアフットコンサート〜Wish Flower〜
CLIP:「月刊ピカソvol.12/Official Bootleg Live PART1」
CLIP:「大谷レイブン/PV『RAZOR BOOGIE』
CD:「日向敏文/ニューアルバム『ISIS 2』

連載コラム:TERA'S SOUNDTRACK REVIEW #43/ネバーセイ・ネバーアゲイン
散文詩:「#13/朝が来て 」 KanaT



 「岩澤幸矢&Aisa/夢の島ベアフットコンサート〜Wish Flower〜」


8月20日、夢の島熱帯植物館 芝生広場で、花と緑、そして音楽があふれる、
「夢の島ベアフットコンサート」が、今年も開催されます。
「安全で美しい海岸を子供達に伝えよう」とビーチクリーンアップを唱えてきた、
ベアフット協会は「花と緑にあふれる街」をテーマに環境トーク&ライブを、
都市部で定期的に開催しています。今回はその夢の島篇である。
そのテーマに賛同した豪華アーティストの競演を是非、楽しんで下さい!

日時:2006年8月20日(日)
出演:カノン、TAROかまやつ、中西圭三、細坪基佳、
南こうせつ、ムッシュかまやつ、and 岩澤幸矢&Aisa(ナビゲーター)
場所:東京・夢の島熱帯植物館 芝生広場
時間:開場15:30/開演16:30
料金 :\4,000(植物館入館料含む・税込)
お問合せ:キャピタルビレッジ 03-3478-9999

詳しいインフォメーションに関しましては、
オフィシャルHP(http://www.barefoot.jp/)まで。

Movie

「岩澤幸矢&Aisa」
スペシャルメッセージ

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(BB環境のある場所にて、お楽しみ下さい)


 月刊ピカソvol.12/Official Bootleg Live PART1」



「月刊ピカソ」。その12巻目でございます。
このコーナーは、ロックバンド[ピカソ]のメンバーにより、
近況やニュース、生演奏等を、映像メッセージでお送りする企画です。

ニューベストアルバムのリリース、ミュージカルの音楽、そして新譜製作など、
その活動が気になるところですが、今回は夏休み特別企画でございまして、
久しく行なっていないライブ活動を少しでも楽しんでいただきたく思いまして、
過去にmomentが記録していましたライブテイクの中から選んだ楽曲を、
「Official Bootleg Live」として、今月来月と2回に渡って御届け致します。
何が飛び出すのかは、観てのお楽しみです。お時間ある時に是非!

ピカソの詳しいインフォメーションに関しましては、
ピカソ・オフィシャルHP(http://www.pro-picasso.com/)まで。





<ミュージカル情報/『獅子王伝説』作・演出 立花里美>

ピカソの新曲「UQ」が主題歌として歌われるミュージカル『獅子王伝説』が、
二日間に渡って上演されます。劇中のサントラにもピカソ書き下ろし楽曲が、
織り込まれて壮大なスケールを背景に、命のドラマを熱く魅せてくれます。
この2日間、お時間ある方は、是非、足を運んでみて下さい!

タイトル:『獅子王伝説』

日時:2006年8月30日(水) 8月31日(木)
場所:東京・東京芸術劇場中ホール
時間:30日/START/18:30
   :31日/START/13:00&17:30(共に開場は30分前)
前売チケット:S席\3,500/A席\3,000
当日券: S席\3,800/A席\3,300
お問合せ:Musical in Tokyo実行委員会 03-3463-6177

Movie

「月刊ピカソvol.12」
配信終了
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(BB環境のある場所にて、お楽しみ下さい)



<新譜CD情報>
「ピカソ/ゴールデンベスト/ヒカリモノ」
発売日:2006年7月5日
発売元:ユニバーサル・ミュージック
品番:UPCY-6149



 「大谷レイブン/PV『RAZOR BOOGIE』」


ニューアルバム「RAVEN EYES ll」を引っさげて、現在ライブツアー中の、
大谷レイブン。そのアルバムからの楽曲「RAZER 」PV映像を、
今回、特別に配信いたします。この、ファンが待っていたレイブン最高アルバム。
是非、一度、聴いていただきたい素晴らしい作品です。また今後のツアー日程は。

  7月18日(火)  岡山 PEPPER LAND
  7月20日(木)  博多 Be-1
  7月21日(金)  広島 NEOPOLIS HALL
  7月22日(土)  大阪 MUSE
  7月23日(日)  名古屋 HeartLand
  7月29日(土)  初台 The DOORS

大谷レイブンさんの詳しいインフォメーションに関しましては、
オフィシャルHP(http://homepage3.nifty.com/wishingwell/ohtani.htm)まで。

Movie

「RAZOR BOOGIE」
大谷レイブン

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(BB環境のある場所にて、お楽しみ下さい)





 「日向敏文/ニューアルバム『ISIS 2』」


これまでに数多くのアルバムを発表してきた、音楽家、日向敏文さんがこの度、
2年かけて製作した『ISIS 2』について、日向敏文さんのメッセージを掲載します。

「2005〜2006年の冬に録音した最新のピアノソロアルバムです。
15 年ほど前のピアノソロアルバム『ISIS』の繋がりとして『ISIS 2』という、
タイトルにしました。
ここしばらくはピアノの曲を書くことをしていなかったので、
自分にとってとても新鮮な取り組みでした。
組曲2曲を含むすべて未発表の全14曲からなり、「At Dawn」から始まり、
「After All These Years」で終わる物語のような形になっています。
都会と大自然、四季の移り変わりと長い時の流れ、ある一日の雨、雪、陽の光。
そしてその中で暮らす人々のドラマがそれぞれの曲の中に織り込まれています。
全編62分あまりです。
自分のスタジオの1907年製のスタインウェイで録音しました。」


日向敏文さんの詳しいインフォメーションは、オフィシャルホームページにて


『ISIS 2』
TOSHIFUMI HINATA

NOW ON SALE !



連載  from TERA

TERA's Soundtrack Review このコーナーでは毎月1枚、映画のサントラを作品と共に紹介します。          

#43

『Never Say Never Again/邦題:ネバーセイ・ネバーアゲイン』

音楽:ミシェル・ルグラン (MICHEL LEGRAND)
音楽プロデュース:ハープ・アルバート&セルジオ・メンデス

1983年/米/アーヴィン・カーシュナー監督作品。2時間13分。
ロレンゾ・センプル・Jr脚本。ダグラス・スローカム撮影監督。
ショーン・コネリー、キム・ベイシンガー主演。
クラウス・マリア・ブランダウア、バーバラ・カレラ、
エドワード・フォックス他、共演。

今年2006年の暮れ、待ちに待った007の新作がスクリーンに登場する。
「007/カジノロワイヤル」だ。以前、番外編として製作されたものが、
最新作シリーズ第21作目として改めて登場するのだ。

そして007番外編の番外編が、この「ネバーセイ・ネバーアゲイン」。
英国製作のシリーズではなく米映画なので、 「007」は付かない。
版権問題や映画会社の諸問題で使用する事が出来なかったのである。
本作「ネバーセイ・ネバーアゲイン」は、1965年の「007/サンダーボール作戦」のリメイク作品として、
同じ主演のショーン・コネリーが、ボンド役としては約12年ぶりに演じている。007後、役柄や出演作品がパッとしなかった、
コネリーは、この作品後、見事な復活を遂げる。翌々年の名作「薔薇の名前」、デ・パルマ監督の「アンタッチャブル」、
そして「インディージョーンズ/最後の聖戦」「レッドオクトーバーを追え!」等と続いてゆくのだ。

製作スタッフとしては撮影監督のダグラス・スローカムが面白い。60年後半から70年代の名作を多く手がけていて、
「冬のライオン」「マーフィの戦い」「華麗なるギャツビー」「ジーザズクライスト・スーパースター」等などなど、
そして後期の代表作が「インディ・ジョーンズ」シリーズ3部作であった。その製作のジョージ・ルーカスの代表作である、
「スターウォーズ」シリーズ人気No.1「EP5/帝国の逆襲」の監督が本作のメガホンを取ったアーヴィン・カーシュナーである。
そのカーシュナー監督は「SWEP5/帝国の逆襲」だけが目立ってしまうのが何気に可愛そうなのだが、
リチャード・ハリス主演の「サウスダコタの戦い」や、フェイ・ダナウェイ主演の「アイズ」という名作もある。
また「マッシュ」のコンビ、E・グールド&D・サザーランド主演の「ス★パ★イ」という隠れた名作も同様に。

007が作りたかったS・スピルバーグとJ・ルーカスの影が見え隠れしている中で、フランシス・F・コッポラは?というと、
この製作者のジャック・シュワルツマン、実はコッポラの妹、女優タリアシャイアの夫である。
本作の製作プロダクションである「タリアフィルム」の社名は、タリア・シャイアの名から取ったものだ。

製作陣の話題が多い中、「映画自体は面白い?」と言われると少々心苦しいが、このサントラは凄い。
サントラ音楽のプロデュースが、なんともオシャレ?な、ハーブ・アルバートとセルジオ・メンデス。
音楽担当のミシェル・ルグランが作曲した主題曲に、アカデミー主題歌賞作家のアラン&マリリン・バーグマン夫妻の詞、
それを、ハーブ・アルバートの秘蔵っ子でセルジオの「ブラジル'66」等のメインボーカル、ラニ・ホールが歌っている。
贅沢なイージーリスニング?な音楽に包まれて、本編も「まあ、楽しめる映画」になっています、、。
この映画、自分は割と好きで、昔昔にアルバイトしてた映画館で何度も観た記憶が今もかすかにあります。
初日オールナイト、自分が通ってた大学の先輩でありましたキッチュ(松尾貴史)と朝方に一緒に観た想い出もあります。

DVDはセル版レンタル版ともにいつでも観れます。お勧めの一作です。

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連載  散文詩:「#13/朝が来て」 KanaT


 朝が来て」 by KanaT 
          
  
  ドアを叩く音で朝が来て
  僕はひとりぼっち。
  二階から眺める表通りは
  木漏れ日のホロスコープ。
 
  昔々、
  君はさよならを告げ
  休みの国へ出掛けた。
  そこで、誰もが幸せになれると信じて。

  そよ風に君が消えると
  僕はただ、
  静かに朝を待ち
  いつか来る悲しみを想った。
 
  
  それから幾度の朝が来て
  鳥達もさえずったのに
  僕に悲しみは訪れず
  思い出だけが砂時計の中に零れた。
  
  立ち止まって気付いたのは
  悲しみが傍にあったという事。

  止まったまま、あの日の二人がいる。


  ドアを叩く音で朝が来て
  僕はまだ、ひとりぼっち。
  
  穏やかな町並みだけ
  今日もずっと続いている。


  
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