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momentが注目したカルチャーやイベント情報、コラム等掲載のNEWS MAGAZINEです。

#47 contents

LIVE:2006.12.15「Hideki Kurosawa Presents "Wonder-Ring Vol.2"」
LIVE:2006.12.15「須藤 薫&杉 真理 Christmas Concert “Forever Christmas”」
CLIP:「月刊ピカソvol.16/Special Extra Live」

連載コラム:TERA'S SOUNDTRACK REVIEW #47/ブリット
散文詩:「#17/ 旅人」 by KanaT



 2006.12.15「Hideki Kurosawa Presents "Wonder-Ring Vol.2"」


 
  下北沢440にて行なわれる黒沢秀樹プロデュースナイトの第二弾!
かつてアルバムのプロデュースをしたギタリストの長田進がCOCCOと共に、
飛入り出演するなど、すでに伝説化しているライブイベントです。
今回も当日、何が飛び出すのか?とても楽しみなところ。


 そのあたりのお話を、スペシャルメッセージとして、配信いたしますので、
是非一度、お時間ある時に観て下さい。

 黒沢秀樹ロングインタビューが先月号の#46と今月号にて掲載中ですので、
そちらもお時間ある時に読んでみて下さい!(PART1#46PART2#47)


タイトル:Hideki Kurosawa Presents "Wonder-Ring Vol.2"
日 時:2006年12月15日(金)
会場:東京・下北沢440
(東京都世田谷区代沢5-29-15SYビル1F)
出演:黒沢秀樹/COUCH/吉井 功(from YOSHIMBA)、他
時間:open 18:00/start 19:00
料金:前売り¥3,000/当日¥3,300(1ドリンク別)
問合せ:下北沢440 (03-3422-9440[4PM-] )


黒沢秀樹 さんの詳しいインフォメーションは、オフィシャルサイトまで!

Movie

「黒沢秀樹スペシャルメッセージ」

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(BB環境のある場所にて、お楽しみ下さい)


 2006.12.15「須藤 薫&杉 真理 Christmas Concert "Forever Christmas"」


 12月の恒例行事となってます杉真理さんと須藤薫さんのクリスマスライブ。
来年30周年を迎え、更にいろいろな行事が決まって、アルバムの再発など、
とても期待してしまう杉真理さんであります。
名曲揃いぶみの、このクリスマスライブは、杉 真理の
今年の総決算で、
今年の締めくくりライブなので、お時間ある方は、是非、足を御運び下さい。


 来月のmoment web更新号では、特別新春放談が掲載される予定ですので、
そちらも是非、お楽しみにして下さい!


タイトル:須藤 薫&杉 真理 Christmas Concert "Forever Christmas"
日 時:2006年 12月15日 (金) 
会 場:東京・六本木STB139
(都営地下鉄大江戸線、東京メトロ日比谷線『六本木』駅下車)
出 演:須藤 薫 (Vo), 杉 真理 (Vo.G)
Chili Dogs:谷口 守 (B), 清水 淳 (D), 渡辺 格 (G), 小泉信彦 (Key)
時間:open 18:00/start 20:00
料 金:¥6,300(税込・オーダー別)
問合せ:STB139 (03-5474-1395)
キャピタルヴィレッジ (03-3478-9999)


杉真理さんの詳しいインフォメーションは、オフィシャルサイトにて!



 月刊ピカソvol.16/Special Extra Live


「月刊ピカソ」。その16巻目でございます。2006冬の巻。
このコーナーは、ロックバンド「ピカソ」のメンバーにより、
近況やニュース、生演奏等を、映像メッセージでお送りする企画です。

今年はゴールデン☆ベストリリース、新譜製作中という感じだったピカソですが、
過去のPicassoライブ映像から「Official Bootleg Live」として御届け致します。
今回は「Xmas特別バージョン」。何が飛び出すのかは、観てのお楽しみです。
残念ながら、今年は、ピカソとしての目立った活動がなかったために、
「来年は活動復帰を!」との望みを含め、この秘蔵クリップを御届け致します。
そんなピカソへ皆様の応援の声を下記のweb siteまで、宜しくお願いいたします。

ピカソの詳しいインフォメーションに関しましては、
ピカソ・オフィシャルHP(http://www.pro-picasso.com/)まで。


Movie

「月刊ピカソvol.16」
配信終了
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(BB環境のある場所にて、お楽しみ下さい)


連載  Soundtrack Review by TERA@moment

TERA's Soundtrack Review このコーナーでは毎月1枚、映画のサントラを作品と共に紹介します。          

#47

『BULLITT/邦題:ブリット』

音楽:ラロ・シフリン/LALO SCHIFRIN
1968年/米/ピーター・イエーツ監督作品。1時間54分。
アラン・R・トラストマン、ハリー・クライナー共同脚本。
フィリップ・ダントニ 製作。 ウィリアム・A・フレイカー撮影監督。
スティーヴ・マックィーン主演。ジャクリーン・ビセット、
ロバート・ボーン、ドン・ゴードン、ロバート・デュバル、サイモン・オークランド、他共演。

この作品のリメイクが来年クランクインする。「ポセイドン」のウルフガング・ピーターゼン監督がメガホンを撮る。主演の候補はブラッド・ピット。だそうな。ピーターゼンといえば、ドイツ出身の映画監督である。
その情報を見た時に、このドイツ盤「ブリット」サントラを思い出した。これは通常のフルアルバムではなく、
企画盤のマキシ仕様の「ブリット」。ドイツのワーナーインターナショナルからリリースのこの盤は、通常のサントラに収録されたメインタイトルとエンドタイトルの他に、The Black Dogの手による「mini driver jam」バージョンと「cruise control」バージョン合せて4曲が収録されている。

Youtube等で観る事が可能である「the Ford Puma」のTVCMの為にリミックスされたもの。
このコマーシャル、いくつかバージョンが確認されているが、映画の中のマックィーンが切り取られて合成された状態で登場。
上手く出来ているのだが、本人が生きていたら多分実現不可能な企画だ。

CDジャケットは、「華麗なる賭け」のオープニングタイトルイメージと「ブリット」のオープニングを足して割った感じ。
The Black Dogの手による音楽は、オリジナルを越えるものではないが、1997年版としては、なかなかいける感じに仕上がっていて、ジャズの世界でも有名なこのテーマ楽曲の広がりを更に展開しているという点では、素晴らしく感じる。

この「ブリット」は、当時、マックィーンが立ち上げたソーラープロダクション記念すべき第一作目であり、
カーチェイス映画という言葉が生まれるキッカケとなった映画でもある。製作したフィリップ・ダントニは、この作品の1年後、カーチェイス映画というジャンルを確立した、ジーンハックマン主演の名作「フレンチコネクション」も製作する事になる。
マックィーンの趣味である「車」もいろんなシーンで色々と登場して、走りや音等、カーマニアを唸らせた。

この「ブリット」では、カーチェイス以外にも見所が多い。まず、マックィーンのセリフなしシーンの多さだ。
時折、状況音だけの中、マックィーンが身体で演技をする。時には目だけを動かし、時には歩く。そしてカードライビング。状況音だけで映画が続いていくのである。もうひとつは豊富な脇役たちある。「地獄の黙示録」や「ゴッドファーザー」で有名になる前のロバート・デュバルの演技が観れる。タクシードライバー役でちょこっとの登場であるが重要な役柄を演じている。もうひとりの脇役ドンゴードンは、マックィーンの親友であり、マックィーン映画には欠かせない女房役である。他「パピヨン」「タワーリングインフェルノ」等でマックィーンの傍らに存在している。口うるさい上司役の名優サイモン・オークランドも素晴らしい。

スタッフで特筆すべきは、撮影監督のウィリアム・A・フレイカー。この作品で見事にアカデミー賞に輝き、その後、「ミスターグッドバーを探して」「天国から来たチャンピオン」「1941」「ウォーゲーム」等で、ノミネートされている。外の空気がほんのり青く色つき、ふんわりした独特の映像観は個人的にもとても好きである。お勧めは、やはり、「天国から来たチャンピオン」「1941」あたりでしょうか。

肝心な、ラロシフリンについて、記述しませんでしたが、興味のある方は検索などしてみて下さい。

DVDはスペシャル版がリリース中です。CDも通販等でまだ手に入りますので、お勧めです!

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連載  散文詩:「#17/旅人」 by KanaT


 
   「
旅人」 by KanaT           
  

  外は今日も雨が降り続き
  アスファルトにまだらの模様を描いていく。

  隣の屋根では気取った黒猫が
  スーツケースを抱えた男の未来をながめている。

  僕はストーブで燃え盛る
  不穏な徴候に怯えているのだろう。

  この街には、もう訪ねる旅人もいない。
  

  外ではまだ雨が降り続き
  アスファルトは灰色一色で塗り潰されていく。

  隣の部屋では耳の聞こえない
  少女の観るテレビの音が雑音と流れてくる。

  僕はベッドで踞り
  不気味な物陰に怯えているのだろう。

  この街には、もう訪ねる旅人もいない。


  雨音が止み僕は振り返ったが
  それはただ
  誰かの落とした爆弾だった。
  

  外は今日も雨が降り続き
  街に訪ねる旅人はもういない。  


  
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