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momentが注目したカルチャーやイベント情報、コラム等掲載のNEWS MAGAZINEです。

#51magazine-contents

CLIP:「アンリミテッド・ブロードキャスト/復活」
LIVE:「KOTEZ&YANCY/SEKI HITOSHI MEETS YANCY」
CD:「沢田聖子/すべてにありがとう。」

連載コラム:TERA'S SOUNDTRACK REVIEW #51/アラビアのロレンス
散文詩:「#20/月灯り」 by KanaT



 アンリミテッド・ブロードキャスト/復活」



momentがアンリミ休止の時点で記念DVDを製作したのが、既に1年半前の事。
時の過ぎるのは、とても早いもので、井垣宏章、EIJIが新たなメンバーを連れて、
2007年4月1日(日)に、アンリミが見事に復活!で、復活ワンマンライブ決定!
場所は、下北沢CLUB QUE。時間は、Open18:33/Start19:05(???)
料金は、前売2500円/当日3000円(1ドリンク別)
という感じで、エイプリルフールの日、果たして本当にアンリミは復活するのか?

<Unlimited Broadcast :Gt.井垣宏章/Ba.EIJI/Dr.斉藤リュータ>

今回、井垣宏章さんより、緊急メッセージをお届け致します!
お時間のある時にぜひ一度、ご覧下さい!



アンリミテッドブロードキャストの詳しいインフォメーションは、
オフィシャルサイトまで!

Movie

井垣宏章メッセージ

ムービーを見る
| Mac | Win |

(BB環境のある場所にて、お楽しみ下さい)



 「KOTEZ&YANCY/SEKI HITOSHI MEETS YANCY」


 momentでは、以前より、インタビュー、イベント参加とお馴染みのアーティスト、
KOTEZ&YANCYが、久しぶりのニューアルバム『221』を引っさげてのライブを行ないます。これまでのライブで観せてくれた彼らのルーツ的な集大成な面もあり、アルバム共々、是非、足を運んで聴いていただたいと思っています。とてもお勧めの音楽であります。
また、YANCYは更にもう1枚、時期を同じくして素敵なアルバムを届けてくれました。タイトルは『SEKI HITOSHI meets YANCY』。そのSEKI HITOSHIさんも、遠く北海道から駆けつけてのスペシャルな夜は、ダブルで楽しめるライブイベントに!
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<MUSIC TRIPPERS>
KOTEZ&YANCY 3rd Album「221(TwoToOne)」
& 「SEKI HITOSHI meets YANCY」CD発売記念ライヴ!

4月6日(金)「横浜サムズアップ」
open18:30/start20:00 前売\2,800/当日\3,300
出演:KOTEZ&YANCY/SEKI HITOSHI(g)meetsYANCY(key)/ハシケン(vo,g)

4月8日(日)「下北沢440」
open18:30/start19:00 前売\3,000/当日\3,500
出演:KOTEZ&YANCY/SEKI HITOSHI(g)meetsYANCY(key)//SAIGENJI(g,vo)

彼らの以前のインタビューについては、<KOTEZ><YANCY>にて。



「221」KOTEZ&YANCY
ブルースファンや音楽ファンからも絶大な支持を集めるブルースハープとピアノのデュオKOTEZ&YANCY 待望のサードアルバム。収録曲は50年代から70年代のルーツ(黒人)ミュージックからのカヴァーが中心。


 「沢田聖子/すべてにありがとう。」


 moment web siteでは、久々の登場の沢田聖子さん。
今回、ニューアルバムがリリースされることになりました。
タイトルは、『すべてに、ありがとう。』 。4月25日に店頭に並びます。

そのCDにカップリングされているDVD映像をmomentが担当しました。
アルバムのセルフライナーを沖縄の風景バックにじっくりと語ってます。
他にも、オフショットなど、貴重な映像が満載で、お勧めの1枚です。

そして、待望のライブツアーも、
「In My Heart Concert Tour 2007 〜すべてに、ありがとう。〜」が、
全国30カ所以上を回る、大規模なツアーとして開催されます。
初日、2007年4月29日(日・祝) の「神戸・ウインターランド」から、
千秋楽の、2007年7月28日(土)「 東京・SHIBUYA-AX」まで。
たっぷりとニューアルバムの曲から 懐かしいナンバーまで楽しめます!
お楽しみに!

ライブ等に詳しいインフォメーションは、オフィシャルサイトまで。


連載  Soundtrack Review by TERA@moment

TERA's Soundtrack Review このコーナーでは毎月1枚、映画のサントラを作品と共に紹介します。          

#51

『LAWRENCE OF ARABIA/邦題:アラビアのロレンス』

音楽:モーリス・ジャール/MAURICE JARRE

1963年/英/デビッド・リーン監督作品。3時間27分。
フレデリック・A・ヤング撮影監督。ニコラス・ローグ第二班撮影監督。
ロバート・ボルト脚本。 T・E・ロレンス原作
ピーター・オトゥール主演。アレック・ギネス、オマー・シャリフ、
アンソニー・クイン、ジャック・ホーキンス、アーサー・ケネディ、他。

今回50回を越え51回目のコラムとなるので迷い、手元にある映画を紹介。
若い時代に、繰り返し繰り返し映画館で観た映画というのは、空気の様な音であり、光であり、過去の感覚への誘いとなる装置みたいなもの。
例えば、日常によくある時間。ある音楽ものやドキュメントの映像を編集して、少し行き詰まりを感じたり、その先の仕上がりに不安を感じたりする時間は、なぜか、ふと、こういう映画を、だらっと流してみたりするのです。

内容的には、もう誰もが知っているだろう「ロレンス」という歴史上の人物を題材に、
素晴らしいスタッフキャストで娯楽要素をふんだんに入れて仕上げた作品。
と、簡単には言ってしまう事は出来ない「映画史上最高の娯楽超大作」です。

サントラレビューという事で取り上げたこの作品ではありますが、全体的には映画冒頭の「Overture」と「Main Title」で、
全て決まってしまうサントラで、いわゆる、名作映画音楽にある 「このメロディ」的な主題曲に終始します。
モーリス・ジャールの音楽は、とても「モーリス・ジャール」な音楽で好きです。
この人の映画音楽は、ロマンがあり、郷愁があり、スペクタクルなのです。
でも驚くなかれ、これだけでもない。振り幅が広い。それは様々なジャンルの映画音楽を手がけている事だけではなく、
いまだ健在であると共に、息子がジャン=ミシェル・ジャールである事も、振り幅の広さを感じるのです。

51回目となれば、書いている事も思いつきにまかせて多少はダレてはいますが、
特筆すべきは撮影監督、それも第二班の撮影監督は、ニコラス・ローグ。「赤い影」「ジェラシー」、そして、
デビッドボウイの「地球に落ちて来た男」の監督なのです。「アラビアのロレンス」というと、やはり砂漠の風景で、
多分、その美しい風景撮影等は、おおよそ第二班の仕事であると思うのです。いい仕事しています。

壮大な砂漠とモーリス・ジャールのテーマ曲。これが「アラビアのロレンス」。
と、高校生あたりでは、豪語していただろうけれども、これは歴史劇で真実の物語。
オスマントルコ。ドイツ。アラブ民族。英国。アメリカ。そして、謎の男、ロレンス。
諜報部員のロレンスの死因は、事故なのか、自殺なのか、それとも暗殺なのか?そして、現在の中東問題。
もともとは、何がどこからどうゆう風に始まっているのか?
この映画を観て、少しだけヒントに、暇な時間、そんな事も少しだけ考えてみてはいかがでしょうか?

このサントラCDは、中古ショップ等を探せば手にいれる事が出来ると思います。
この映画はDVDは、いつでも観る事が可能です。2枚組バージョンがお勧めです。

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連載  散文詩:「#20/月灯り」 by KanaT


 
 
「月灯り」by KanaT
 
 汽笛が
 鳴り響き
 映写機に
 取り残された
 君の影が
 現実を遊泳する。
 
 投影されるのは
 日常の
 反対側にすぎず
 瞬間を往き交えば
 存在すら
 潜めてしまう。
 
 日がな一日
 僕等は
 椅子に腰掛け
 見つめ合い
 秒針の隙間に
 夢を紡ぎ始める。
 やがて
 夕闇が
 死んだ様な優しさで
 押し寄せ
 僕等の
 部屋の塵に
 沈んで行く。
 
 月灯りは
 君を照らし
 僕はただ
 猫みたいに
 テーブルの下で
 ミルクを飲む。



  
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